特別公開や特別開扉って、やっぱりいい響きですよね。
その期間だけしか見ることができない。参拝者を集めるための巧みな仕掛けです。
興福寺の五重塔は、京都にある東寺の五重塔に次ぐ高さを誇ります。
今回の特別公開では、五重塔初層の他にも、東金堂後堂が公開されていました。
興福寺五重塔・三重塔の同時開扉!仏像・板絵の公開
興福寺を代表する建築物の五重塔と三重塔。この2つの塔が初めて同時開扉されました。実はそれぞれの初層開扉の際、興福寺まで足を運んで見学したことがあるのですが、同時開扉は初体験です。記念すべきイベントだったので、この機会に参加することに致しまし...
初層の四方仏から吹き抜けへ!五重塔内部
五重塔の初層には、東西南北それぞれの方角に四方仏が配置されています。
東に薬師如来、西に阿弥陀如来、南に釈迦如来、北には弥勒如来が・・・いや~、とにかく必見ですね。
ガイドの方がおっしゃっていましたが、五重塔の二階より上は吹き抜けなんだそうです。意外と知られていない事実ではないでしょうか。
興福寺の東金堂。
「踊り大将」と言われる正了知大将像が50年ぶりに東金堂後堂に戻っています。
寛仁元年(1017年)の火災時に、東金堂の中から躍り出て焼失を免れたとのいわれを持つ希代の霊像です。