むかし暮らし『時空に遊ぶ風土旅館』

追想の宿。

奈良県桜井市三輪に位置する料理旅館大正楼。

宿の周辺には記紀万葉の里が広がり、昔ながらの風景に包まれます。その場所柄からか歴史好きの方々にご贔屓にして頂き、今日までやって参りました。客室の雪見障子から中庭を望み、来し方行く末に想いを馳せます。ノスタルジックな雰囲気の中、時空にたゆたう回想を楽しみます。

大正楼客室

大正楼客室。

旅先で思うのは自分のこと、家族のこと、会社のこと・・・走馬灯のように駆け巡る想いはどれも断片的です。時空を飛び越え、波間にたゆたう船のように自由に想いを遊ばせます。そこにテレビやスマホは不要なのかもしれません。

旅はリセットのとき。

頃よいタイミングで旅に出かけ、一度全てを棚卸ししてみるのもいいですね。

神御前神社

大神神社摂社の神御前神社。

鳥居の向こうに三輪山を望みます。

三輪山が御神体の大神神社には数多くの摂社・末社があります。三輪山麓の茅原に鎮まる神御前神社も、意外と知られていないお社です。

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近畿人気ホテル・旅館ランキング総合第1位獲得!古代史彩るレトロな宿

この度、楽天トラベルの近畿人気ホテル・旅館ランキングにおいて、見事に第一位を獲得することができました。

これもひとえに、ご宿泊頂いた皆様方のお陰です。

この場をお借りまして、改めて御礼申し上げます。

春日大社釣灯籠

春日大社の釣灯籠。

歴史ある奈良県内には多くの寺社があります。

神社仏閣巡りは奈良県が最も得意とするところですが、同じカテゴリーには京都という世界に冠たる観光地が存在しています。南北に隣接していることもあり、よく比較の対象にされます。華やかな京都に比べ、質素なイメージの奈良。そこに着眼して何とかしようという向きもありますが、私は質素な奈良でいいと思っています。敢えてブランドパーソナリティを変える必要はありません。

歴史的事実として、794年の京都より710年の奈良の方が歴史が深いのです。

さらに奈良時代以前には、飛鳥時代があり古墳時代があります。桜井市などは古墳時代が舞台になっています。古ければいいというわけではありませんが、古いなりの良さがあります。

楽天トラベル近畿旅館ランキング

近畿エリアのホテル旅館ランキング。

暫定的ではありますが、見事に総合第1位を獲得することができました。

ここのところ、世界遺産登録を目指して仁徳天皇陵のエリアが話題になっていますね。

「墳活」なる言葉も生まれ、古墳好きの方々によるイベントも行われる昨今です。エンディングノートや終活が活況を呈し、「死」への概念が変わりつつあるのかもしれません。

人生100年時代と言われます。医療の進歩によって寿命が伸び、定年後の人生をどう生きるかが重要なテーマになっています。人は必ずその命を終えますが、死後のことも気になります。仏教の始まりの地でもある奈良県には、何某かの答えが転がっているのでしょう。

艸墓古墳

艸墓古墳の横穴式石室

桜井市の安倍文殊院近くにある艸墓(くさはか)古墳ですが、石室の奥には棺も残されています。こんな感じで、民家の裏手にぽっかりと口を開けています。ところで、棺には「霊を継いでいく」という意味があります。普段何気なく使っている日本語にも、不思議なチカラが宿っていることに気付かされますね。

婚礼料理

大正楼の二階大広間。

自分のルーツを知る、自分のDNAを探し出す旅。

そんな思いに応えてくれるのも奈良県なんだと思います。

料理旅館大正楼は大正元年創業で、昔ながらの家族経営の宿です。

毎年春秋の観光シーズンには歴史好きの旅行客が集い、大和国一之宮・大神神社の結婚式では祝宴の席としてご利用頂いています。古代史の謎解きを楽しむ人、三輪山登拝を果たす人、山の辺の道ハイキングに興じる人と、目的は違えど皆奈良が好きな人達ばかりです。

楽天トラベル奈良県旅館ランキング

奈良県のホテル旅館ランキングでも、総合第1位を獲得!

奈良はPRがイマイチ足りていないとよく言われます。

これだけの歴史的資産を持ちながら、その魅力がよく知られていないのかもしれません。そう、その分 ”伸びしろ” があるとも言えます。「宝の持ち腐れ」、これを誇り高き期待値として捉えていきたいですね。

巻柿

柚子と胡桃を巻いた巻柿。

奈良は柿の産地です。

当館でも柿の白和えはよくお出ししていますが、この巻柿もご好評をいただいております。一口サイズでポンと口の中に放り込むことが出来ます。

ハワイのコンドミニアムではありませんが、昨今は「暮らすように泊まる」宿泊スタイルが人気です。

その土地に合ったおもてなしがあるはずです。決してゴージャスである必要はありません。

お客様のウォンツはどこにあるのか?お客様ですら気付いていない潜在欲求を掘り起こすのは大変な作業です。お客様と共に創り上げていく奈良観光を念頭に、これからも共感スイッチの場所を探し続けていきたいと思います。