酒の語源は「栄え」にあると言われます。
物事が繁栄する意味の「栄え」が縮まって、酒という言葉が生まれたとする説です。
大神神社酒栄講の酒樽。
大神神社は酒の神様として知られます。
大神神社の酒まつり!振る舞い酒が人気
毎年11月14日に催される大神神社の醸造安全祈願祭(酒まつり)。 コロナ禍の中、記憶をたどりながら8年前のブログ記事をお届け致します・・・机の上に置いてあった大神神社社務所発行の「かぎろい11月号」に目をやると、酒まつりの開始時刻は午前10...
酒の神様!一夜酒社と呼ばれる活日神社
大神神社境内には、酒造りに携わる杜氏の祖神が祀られています。
神様の名前を高橋活日命(たかはしの いくひの みこと) と言います。
大神神社の摂社として祀られる活日神社。
御祭神が高橋活日命です。
崇神天皇の時代、国難に遭った我が国を救うため、三輪山に鎮まる神様に神酒をお供えして新穀感謝の祭りを執り行いました・・・神酒の醸造を任された高橋活日命は、一夜にして良質のお酒を造ったと伝えられます。
一夜酒社(ひとよざけのやしろ)と書かれていますね。
お酒を飲んだときの高揚感は何物にも代え難い喜びではないでしょうか。人の気持ちを和ませ、国の再建にまで結び付けた酒のパワーに改めて感服致します。
大神神社のお守り「鈴なり」。
厄除けにご利益のあるお守りのようですね。
大神神社二の鳥居前にある酒栄講の酒樽。
志るしの杉玉も見えますね。
古代人の心を一つにつなげたお酒・・・栄えが転訛して酒になったという話も真実味を帯びてきます。
そう言えば、私ども大正楼の住所は奈良県桜井市三輪栄町です。栄町という町名にも、酒の神様との関係が見え隠れします。