大和茶はデザートによく合います。
茶葉を粉末状にして、様々なデザートに使います。チーズケーキの生地に練り込んだり、パンナコッタに合わせたりして美味しく頂きます。宇治茶のルーツと言われるだけに、その味は万人の認めるところでしょう。
大和茶と栗南瓜の羊羹。
上下二層の羊羹に仕立てます。
上層の錦玉羹(きんぎょくかん)の中に、大和茶と栗南瓜を仕込んでいます。茶葉のほのかな苦味が羊羹にもよく合います。
羊羹作りのポイント!寒天と砂糖のタイミング
毎度のことですが、羊羹を作るときに重要なのが寒天と砂糖を入れるタイミングです。
寒天が先で砂糖が後になります。
この順番を逆にしてしまうと、寒天が溶け切らなくなりますので注意が必要です。水に寒天を入れ、沸騰させながらよく溶かします。溶け切ったところにグラニュー糖を入れ、さらに溶かします。
二層にする際は、下層が固まり切らない内に上層の錦玉羹を流し込みます。完全に冷えて固まった後では、上層と下層がうまく接着されません。接着のポイントは半止まりです。固まり始める頃合いを、”半止まり”と言いますので覚えておきましょう。
アブラメの胸鰭(むなびれ)。
関西地方ではアブラメと呼んでいますが、全国的にはアイナメ(鮎並)で通っています。
野菜の飾り切り。
今朝のTV番組で放映されていましたが、地上に成る野菜は水に浮き、地中に成る野菜は水に沈む性質があります。一見重たそうに見える西瓜や南瓜ですが、水に浮かべてみると沈むことはありません。ぷかぷか浮いている南瓜を見ながら、面白いなと思った次第です。
その観点からいくと、上の写真の胡瓜は水に浮き、大根や人参は水に沈むということになりますね。根菜類は水に沈むと覚えておいても良さそうです。
料理の世界では、地中に成る根菜類は水から、地上に成る青菜などは湯から火を通します。地中か地上かで見分けるクセを付けておきたいところです。