フランス発の萌え断スイーツ「ガトーインビジブル」。
目に見えないケーキ(gateau invisible)という意味ですが、野菜で作ることも可能です。そこで、生地に大和茶をしのばせ、奈良らしいアレンジ料理にしてみました。
新じゃがのインビジブル大和茶仕立。
お茶の香りが口の中に広がります。
テリーヌにもよく似ていますが、ファルスに当たる生地に小麦粉などの”粉物”を使います。今回は大和茶の粉末や粉チーズを使ってみました。
薄切りの材料を積み重ねるインビジブル
インビジブルの特徴として、スライスした食材が挙げられます。
テリーヌで言うところの詰め物(ガルニチュール)ですね。
フランスのガトーインビジブルでは、林檎のスライスがよく使われます。
リンゴの果汁が生地に染み込み、とても美味しく焼き上がります。今回はリンゴが手元に無かったので、新じゃがを薄切りにして積み重ねました。思い付きで作ったアレンジ料理ですが、この他にもトウモロコシ、トマト、大根葉などが入っています。
基本的に詰め物に使う食材は水分の多いものがいいでしょう。その点、テリーヌとは違いますね。今回の料理ではトウモロコシは正解ですね。見た目も綺麗だし、噛めばプチプチと甘味が出てきて美味しかったです。
こちらは鶏肉の大和茶巻き。
海老芋に大和茶を練り込み、鶏モモ肉で巻いています。旨味を逃がさないよう、ラップに包んで蒸します。
天理市渋谷町のヲカタ塚古墳。
山の辺の道から少し東へ上がって行った所にありました。西に視界が開け、とても景色のいい古墳です。
ジャガイモが層になっています。
味付けは塩コショウを基本に、オリーブオイルなども加えています。デザートではないので砂糖は足していませんが、自然なサツマイモの甘味も面白いでしょう。水分には豆乳を使いました。牛乳で作ると、もう少しコクが増すでしょう。
180度のオーブンで75分ほど火を入れ、そのまま冷まします。
宇治茶の元になったとも言われる大和茶。
茶葉を応用した料理も色々考えられそうですね。