新鮮なサヨリが入荷しました。
その細い体は糸造りや木の葉造り、鳴門造りなどに向いており、刺身の盛り合わせに変化を付けることができます。
サヨリの産卵期は春から夏です。つまり、その前のお正月前後から早春にかけて美味しくなる魚と言えるでしょう。淡白な白身で、刺身の材料としても人気です。
上からホウボウ、サヨリ、アジ、キジハタ。
クリクリした丸い目に、長く突き出た下あごが特徴ですね。
下あごの先が朱色!銀色に輝く針魚(さより)
サヨリはその体形から、漢字で書くと「針魚」のようです。
文字通り針のように細長く、長く突き出た下あごの先端は鮮やかな朱色をしています。
朱に染まるサヨリの下あご。
サヨリを三枚おろしにすると分かりますが、腹の中は黒い粘膜で覆われていました。
水洗いの際は、この腹膜をきれいに取り除くようにしましょう。残ったままだと、刺身にも苦味が移ってしまいます。
大正楼の披露宴会場。
スクリーンを用意して、開宴の時間を待ちます。
こうして見ると、いかにスマートな魚であるかが分かりますね。
歩留まりは悪いですが、色んな細工が楽しめる魚です。サヨリを昆布締めにして、和え物に使ったりするのも一興です。
今日は事始めの12月13日。
お正月の準備に取り掛かる日ですね。今年も残すところわずかとなりました。奈良マラソンや春日若宮おん祭のお渡り式も通常通りの催行です。コロナ禍で苦しんだ3年間でしたが、いよいよリスタートの時を迎えます。
卯年の2023年度が、良き一年となりますようお祈り申し上げます。