スズキ目ハチビキ科の葉血引(はちびき)。
水深100~300mに棲息する深海魚の一種です。赤く血走った身が特徴で、地方によって好き嫌いの分かれる魚です。見た目に抵抗を感じる人もいるようですが、味の方はすこぶる旨いと評判です。
ハチビキの刺身。
今回は皮目に熱湯をかける湯引きにしてみました。皮と身の間にも旨味が凝縮されています。カツオを食べる時のようにニンニクを挟んでみましたが、ハチビキは見た目とは裏腹に白身魚なんです。この後、ポン酢醤油をかけて頂きました。
身そのものは強い旨味があるものの、どちらかと言えば白身魚のようにあっさりしています。刺身に引く際は、皮付きのまま皮霜造りや焼霜造りにして頂くのがいいと思います。
ハチビキのポワレ!赤い白身魚
新鮮なハチビキが入荷しました。和歌山産のハチビキで、内臓も新鮮そのものでした。今回はお刺身の他、米油でじっくり焼くポワレにして頂きました。ハチビキ!スズキ目ハチビキ科の魚で、肉付きもバッチリで歩留まりの良さを感じさせます。体長は50cm前後...
6月の卵巣が美味しいハチビキ
6月になると、ハチビキは卵巣を抱きます。
新鮮な卵巣は煮付けにすることをおすすめします。コクがあってとても美味しいですよ。
ハチビキの卵巣(真子)。
2尾入荷しましたが、もう1尾の方には白子が入っていました。
筒状に伸びる口。
ハチビキの吻を引っ張ると、あらビックリ!
びよ~んと伸びるんです。おそらく口先を伸ばして捕食しているのでしょう。マトウダイなどともよく似ていますね。
ハチビキの煮付け。
煮物にしても美味しい魚ですね。
短時間でさっと煮付けると、ハチビキの旨味を存分に味わうことができます。