牛肉の希少部位ザブトン。
サシの入った身はとても柔らかく、得も言われぬ味わいです。
ザブトンは肩ロースのあばら骨側にあり、牛一頭から数kgしかとれない希少部位の一つです。今回はザブトンをレア焼きのローストビーフにしてみました。しっとりした舌触りで、脂肪の甘味を堪能することができました。
牛肉の希少部位、ザブトンとミスジ。
手前がザブトンで、向こう側がミスジです。
なんだか本当に座布団のような形ですね。肩ロースの内側にある肉ですので、あまり動かさない部位なのかもしれません。まるでチーズのような口溶けを楽しみます。
ミスジのローストビーフ
牛肉希少部位のミスジ。 牛一頭から2~3kgしか取れない貴重な肉です。 木の葉状の断面が特徴で、3枚の筋が入っていることからミスジと呼ばれています。 ミスジのローストビーフ。 赤身と脂肪分のバランスが良く、適度にサシが入ったミスジ。火を通し...
別名ハネシタ!極上の霜降り肉
ザブトンには別名があって、ハネシタとも呼ばれます。
最上の霜降り肉の一つで、サシの入ったとても美味しい肉です。
厚さもちょうどいいですね。
腕肉の上部に位置するミスジも柔らかく、希少部位の有難さを感じます。
他にも肉料理をお出ししていたので、小振りにカットして供します。
手前のお皿で言うと、一番左はミスジで、右2枚がザブトンです。さすがにカロリーは高そうですが、少量なのでOKとしましょう。アスパラ菜と赤ピーマンを添えます。
アスパラ菜。
無農薬栽培のアスパラ菜で、季節の野菜ですね。
猪のもも肉。
シシ肉には少々獣臭さがありますが、湯霜などの作業で取り除きます。豚肉に比べると少し硬めですが、脂肪は淡白で味わい深いです。ジビエ料理の盛んなフランスでは、猪肉のことを sanglier(サングリエ)と呼んでいるようです。
香ばしい胡桃(くるみ)。
改めてよく見てみると、人体の一部と相似形のような気がしてきますね。
牛肉にも色々な部位があります。
牛一頭は巨体です。鶏や豚に比べても、可食部分は多いわけです。サーロインやヒレのみならず、様々な部位を食べ比べてみるのも面白いでしょう。