九品寺の千体石仏!南北朝時代の慰霊

葛城古道の道中にある九品寺。

九品寺の千体石仏

九品寺の千体石仏。

本堂の裏山に佇む1,600~1,700体の石仏群。
圧巻の光景です。

南北朝時代に兵の慰霊のために造られた千体石仏。
異空間~本堂前とはまた違った空気が流れます。

九品寺は行基が創建したお寺です。近鉄奈良駅前の噴水広場におられる行基菩薩様・・・。
創建から時を経て、空海が中興したと伝えられる浄土宗の古寺。

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九品の意味を解説

葛城古道の地図を見ると、六地蔵石仏、駒形大重神社、葛城一言主神社などの名所が連なっています。

駒形大重(こまがたおおしげ)神社から南へ5分ほど歩くと、九品寺の駐車場が見えて参ります。

九品寺界隈から東の眼下に広がる大和盆地の風景は実に見事です。
特に大和三山の一角、畝傍山のお姿には感動すら覚えてしまいます・・・。

葛城古道のことを”西の山の辺の道”と称したりしますが、なるほど納得のいくハイキングが満喫できます。

ところで、九品寺の九品(くほん)ってどういう意味なんでしょうか。

九品とは極楽浄土の九等の階位を意味します。

上品・中品・下品(げぼん)の三品に、それぞれ上生・中生・下生(げしょう)の三等があります。全部合わせて九品というわけですね。
浄土の世界にも色々あるということでしょうか。

千体石仏に遭遇した九品寺から、”一言だけ願い事を聞いて下さる”葛城一言主神社までは徒歩20分のアクセスです。

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