イシダイの姿造り!口黒の旨味

スズキ目イシダイ科の石鯛(いしだい)。

同属の石垣鯛と体形がよく似ていますが、その模様は異なります。

石垣鯛が斑点模様なのに対し、石鯛は縞模様です。もっともこの縞模様は成長につれて薄れ、50cmを超える個体になると黒味がかった灰色一色になります。

イシダイの姿造り

石鯛の姿造り。

入荷したイシダイは、若魚の段階を終えた40cmほどの個体でした。頑丈そうな歯が剥き出しになっています。顎と歯が融合したような格好になっていて、噛まれたら痛いだろうと思わせます。

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口の周りが黒いクチグロ!老成した雄の石鯛

この魚はよくスキューバダイビングで出会った記憶があります。

美しい縞模様が印象的ですが、縞模様がくっきり出ているのはまだ若い石鯛だったようです。縞鯛(シマダイ)、三番叟(サンバソウ)などと呼ばれ、釣りの対象魚としても人気があります。

石鯛イシダイ

老成に向かいつつある石鯛。

尾びれの近くにわずかに横縞模様が残ります。本来であれば7本の太い横縞が走っています。成長に連れて、前の方から薄くなっていくようです。

石鯛の舟盛り

石鯛の舟盛り。

よく締まった白身です。身質から言って、昆布締めなどにも向くでしょうね。

口黒(クチグロ)

口の周りが黒くなっています。

老成した雄のトレードマークであり、口黒(くちぐろ)とも呼ばれる特徴です。

イシダイの姿造り

ちょうどいいサイズの石鯛でした。

あまり大きくなり過ぎると、味も落ちるようです。大型魚にありがちなシガテラ中毒の危険性もありますので、40cmぐらいのものがおすすめですね。

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