春から初夏に旬を迎えるメイタガレイ。
小型の鰈(カレイ)ですが、肉厚で美味しい魚です。
春の七草の芹(せり)がまだ産直市場に残っていたので、合わせてみることにしました。
メイタガレイと芹のアクアパッツァ。
一尾丸ごと頂くのが理想ですね。マガレイやマコガレイのような大型種には向きませんが、25cmほどのメイタガレイであればそのまま使いたいところです。
アマテカレイの姿造り
新鮮なアマテカレイ(甘手鰈)が入荷しました。「左ヒラメに右カレイ」と言うように、体の右側に両目が片寄っています。淡白な味わいのヒラメに比べ、アマテカレイにはコクが感じられました。アマテカレイの姿造り。鰤や鮭、鯛なども周りに並べます。人参のわ...
メイタガレイの名前の由来!目と目の間の板状突起
メイタガレイの体型はほぼ菱形です。
松葉ガレイとも呼ばれ、煮付けや唐揚げが定番です。出荷量の多いカレイで、特に関西地方で人気があります。
目板鰈(めいたがれい)。
「左ヒラメに右カレイ」の例に倣います。体高があり、左右に側扁(そくへん)しています。
飛び出た目と目の間に突起が見られますね。
メイタガレイの名前の由来でもある骨質板です。
漁師さんもこの突起に触れると痛いようで、「目痛鰈」の表記も見られます。体から突き出た骨質板と言えば、サンノジの尾びれ近くにもありましたね。サンノジ(ニザダイ)は3つの突起を持つためにサンノジと呼ばれます。ニザダイ科のテングハギにもサンノジと同じ場所に突起がありますが、数は2つです。
メイタガレイの口はとても小さいです。ヒラメは大口で、カレイはおちょぼ口とよく言いますが、ご多分に漏れずのようです。
今回もアサリが無かったので、蛤で代用しました。
セミドライトマトはフレッシュなものに比べ、旨味が二倍に凝縮されるようです。
豊かな旨味をまとったメイタガレイは最高に美味しかったです!