当館大正楼の二階披露宴会場。
かねてからご要望のあった高座椅子と座敷用宴会テーブルを採り入れてみました。従来通りのお膳を使ったお座敷宴会スタイルも存続致します。お客様のご要望に合わせて、様々な宴会スタイルが可能になりました。
高座椅子と座敷用宴会テーブルを使った披露宴会場。
今回のご会食は20名様余りでしたが、収容人数は54名様となります。
新郎新婦様の高砂席を上座に設け、新郎様側・新婦様側それぞれのご親族が縦二列に並ぶ配置です。ご親族様方はそれぞれ向き合う形での配席となります。
高齢者にやさしい足の負担ゼロの披露宴会場
結婚披露宴にご参列頂くご親族の中には、必ずと言っていいほどご高齢の方がいらっしゃいます。
今までは座椅子にて対応させて頂いていたのですが、それとて限界があります。昔風情を醸す、お膳を使ったお座敷宴会スタイルも捨て難いものがあったのですが、時代の流れに合わせることも大切です。足の悪い方や高齢者にもやさしい高座椅子へのシフトは自然な流れでもあります。
披露宴会場の花。
全国各地で河津桜や梅の開花が続いています。本格的な春の訪れは、もうすぐそこまでやって来ていますね。私は毎年、裏庭に咲く木蓮の花で春を身近に感じるのですが、こういう仕事をしていると会場装花にも季節が反映されていることに気付かされます。
婚礼料理を数品セッティングして、お客様のご到着に備えます。
今頃は大神神社での挙式を終え、境内で写真撮影をなさっている時間帯でしょうか。儀式殿で執り行われる結婚式の後、儀式殿横の祈祷殿前で集合写真を撮るのが慣わしです。ご親族が一堂に会し、記念の一枚を残すシャッターが切られます。
和風サービスワゴンもスタンバイします。
配膳用のワゴンなのですが、大きな車輪が四つ付いています。佐川急便で当館に配達された時は、部品がバラバラの状態でした。一つ一つ丁寧にねじで繋ぎ合わせ、大切なお料理を運ぶ道具の完成です。
業者さんに尋ねると、畳の上で転がしても大丈夫とのこと。まずはしばらく様子を見てみて、使えるようなら文字通り大車輪の活躍を期待します(笑)
高座椅子も座敷用宴会テーブルも、基本の色調は赤にしました。
商品ラインナップには黒っぽい色のテーブルや椅子が多かったのですが、やはりお祝いの席には赤色の方がふさわしいかなと思いました。
座敷用宴会テーブルの高さは62cmです。
一般家庭で使われているテーブルよりも低く設計されています。ちなみに高座椅子の高さは35cmです。机と椅子のサイズが気になる方はどうぞご参考までに。
今回は披露宴会場としてのご利用でしたが、もちろん、その他の用途でもご利用頂けます。
新年会、忘年会、歓送迎会、法事、宿泊宴会等々、様々なシーンでご活用下さい。
御結納をはじめとした少人数でのご利用も可能です。
当館では日帰りのお食事は5名様以上限定となっておりますが、一階の客間に於いてプライベートな個室宴会をお楽しみ頂けます。座敷用宴会テーブルは持ち運びが可能ですので、大広間から客間への移動も簡単に済ますことができます。
引出物が届けられましたので、それぞれのお席に置かせて頂きます。
さすがに座敷用の椅子とあって、圧力がかからないよう接地面に板が渡されていますね。テーブルの裏側に取っ手が見えていますが、この取っ手のお陰で移動がスムーズにこなせます。
鯛、鮭、イクラの三点盛りです。
今年も華やかに幕を開けたブライダルシーン。
2020年の東京オリンピックへ向け、外国人観光客の数も増加の一途を辿っています。昨年度は国際結婚のカップルも数組見受けられましたが、本年度もその数は右肩上がりになりそうです。
お客様のご到着を待つこの時間帯がイイですね。
会場には独特の緊張感が漂います。普段は厨房で忙しくしているところなのですが、高座椅子と座敷用宴会テーブルの並んだ会場写真をブライダル会社各位に送る必要があり、急きょ階上に上がりました。
テーブルの上に三角形の山が並んでいます(笑)
その正体は席札です。ご列席になられる方々のフルネームが記されています。手書きの席札は心がこもっていて温かいものを感じます。
今までお問合せの多かった高座椅子と座敷用宴会テーブル。
高齢者や足の不自由な方でも安心してご会食頂けます。
当館大正楼では、随時結婚式の下見見学を行っております。大神神社、石上神宮、橿原神宮、長谷寺、恵比須神社等で挙式をお考えの方は、是非一度アポイントをお取り頂いた上で当館までお越し下さい。
料理旅館大正楼 結婚式お問い合わせ TEL:0744-42-6003