大神神社の卯年大絵馬!参道整備事業

事始めの12月13日。

新年の準備を始める吉祥日に、三輪山の麓にある大神神社を訪れました。

午後3時前に拝殿前に到着すると、披露される前の干支絵馬が置かれていました。おそらくこの後、拝殿の前面に出されるのでしょう。

大神神社の卯年大絵馬

大神神社の卯年大絵馬。

来年の2023年度は卯年です。ウサギと言えば、大神神社の当たり年と言えるのではないでしょうか。撫でるとご利益があるという「なでうさぎ」は大神神社のシンボルです。残念ながらコロナ禍により、なでうさぎの姿を長く見ていませんが、そう遠くはない未来にお目見えすることでしょう。

大神神社の丑年大絵馬!県道三輪山線整備
年末の大神神社境内。 毎年12月13日の事始めの時期になると、二之鳥居前にジャンボ門松がお目見えします。拝殿には来年の干支を描いた巨大絵馬も登場し、いよいよ一年締め括りのカウントダウンが始まります。 丑年の大絵馬。 橿原神宮のジャンボ絵馬に...

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県道三輪山線の再生!参道が広くなった大神神社

もう何年もの間、工事が続いている大神神社の参道。

お正月を前に、真ん中の参道が参拝客に開放されて歩けるようになっていました。

大神神社の大門松

二の鳥居前の大門松。

年神様をお迎えするジャンボ門松もお目見えしています。松に竹、葉牡丹に南天と縁起の良い植物が飾られます。大神神社の玄関口に当たる二の鳥居前。以前まで鳥居前は駐車場でしたが、今後はロータリーとして利用されるようです。

大神神社参道整備事業

JR踏切を渡り、二の鳥居前まで伸びる参道。

道幅が随分広くなりました。以前はここを車が行き交っていたんですよね。人の賑わい創出のため、歩行者が優先される運びです。

大神神社の卯年大絵馬

ちょっと見づらいですが、うさぎの姿が判別できます。

リアルな兎がこちらを向いて跳ねています!

大神神社のおみくじ売場

拝殿前では、迎春準備も進みます。

初みくじ売場ですね。初穂料は200円と案内されています。臨時の特設売場の背後は写典の間で、心静かに大祓詞を写す場所のようです。

大神神社の卯年大絵馬

多産の象徴でもある兎。

大神神社のなでうさぎは、かつて大神神社一の鳥居に居たと伝わります。今もその頃の様子が、宝物収蔵庫に行けば展示されています。

大神神社の卯年大絵馬

なかなか凛々しいウサギですね。

十二支の干支を円形に並べると、卯は方角で言うところの真東を指します。子(ね)が真北で、午前0時を指しています。子丑寅卯と時計回りに進めると、ちょうど午前6時が卯に当たります。太陽の昇る方向で、時間帯は早朝です。色で言うなら青龍の青、季節で表すなら春に当たります。

人生に例えるなら青春時代ですね。

物事の始まりに位置する干支の卯。日本の黎明期に崇められた三輪山、大神神社そのものを表しているような気がします。

大神神社参道

掃き清められた参道の両端。

以前に清掃中の方にお伺いしました。参道の両端を掃き清めているのは、参道の玉砂利が両脇の溝に入り込むのを防ぐためのようです。

大神神社大門松

二の鳥居前に立つ大門松。

初詣の参拝客を出迎えるジャンボ門松です。

大神神社参道整備事業

神社からJRの踏切方向を見ます。

参道横の車道が少しせり上がっていますね。

大神神社参道整備事業

横幅が広くなりました!

お正月の露天商はどの辺りに並ぶのでしょうか。

県道三輪山線整備事業

今後、新たな松並木が再生されるようです。

丸い枠の中に土が入っていますが、ちょうどここに松が植えられるのかもしれません。県道三輪山線の完成予想図を見ながら、近い将来に想いを馳せます。

大神神社参道整備事業

能楽堂のある三輪山会館の方を向きます。

大神神社周辺も、ここ数年ですっかり様変わりしました。3年にも及んだコロナ禍を乗り越え、来年こそは “物事の始まり” と捉えたいですね。2023年の癸卯歳が、皆様にとって幸多からん一年であることをお祈り申し上げます。

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