年の瀬も押し迫った12月20日の夕刻過ぎ、大神神社の境内へ足を向けました。
どうらや煤払い神事の後だったようで、拝殿前には長い竹竿が置かれていました。
拝殿前の竹竿。
おそらくこの竿を使って、綺麗に掃き清められたものと思われます。残念ながら煤払いの作業中には出会えませんでしたが、こういうのを目にするとお正月が間近に迫っていることを感じます。
大神神社の大注連縄掛け替え
大神神社の年末恒例行事。 「大注連縄の掛け替え」に参加して来ました。拝殿前の注連柱に渡される注連縄ですが、一年に一回新しいものと取り替えられます。今年の汚れは今年の内に、ということで心機一転新しい年を迎えられそうです。 大神神社の大注連縄。...
年末の大掃除やお身拭い
どこの家庭でも年末に大掃除は付き物です。
「今年の汚れは今年の内に」を合言葉に、家の中を綺麗にして新年を迎えます。やはり汚れている所に年神様も降りて来づらいですからね(笑) 小学校などでも、全校生徒が揃って校内を掃除します。この時期はやはり、掃除グッズの売れ行きも伸びることでしょう。
大神神社の大門松。
二の鳥居前にはジャンボ門松が登場しています。
毎年のことですが、12月13日の事始めの日に準備されたものと思われます。”難を転じる” に掛けた縁起物の南天がいいアクセントになっています。事始めの日から数えてちょうど一週間、12月20日が煤払いの日に当たります。
志るしの杉の横に行事案内が出ていました。
「煤払い」と案内されていますね。春秋の結婚式シーズンには、ここに挙式予定のご両家の名前が並びます。
それにしても長い竿ですね。
箒やハタキなどの人工物でないところがミソです。自然界の竹そのものが、祝い事の松竹梅にも通じています。真っ直ぐに伸びる竹はその成長の早さでも群を抜いています。自然界のものを使うことにより、煤払い神事そのものが絵になることでしょう。
来年も良き一年でありますように。