癸卯の意味を知る三輪詣で

大神神社の講社崇敬会会員に届く干支絵馬。

毎年事始めの時期に目にすることになりますが、来る令和5年度は卯年です。三輪さんは巳年がクローズアップされますよね。それに負けず劣らず、なでうさぎに倣った卯年も注目の的です。

大神神社の干支絵馬

大神神社の干支絵馬。

ウサギと杉が描かれているようです。おそらく御神紋の三本杉でしょう。

大神神社の卯年大絵馬!参道整備事業
事始めの12月13日。 新年の準備を始める吉祥日に、三輪山の麓にある大神神社を訪れました。 午後3時前に拝殿前に到着すると、披露される前の干支絵馬が置かれていました。おそらくこの後、拝殿の前面に出されるのでしょう。 ...

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萌え出ずる春!三卯大祭が行われる癸卯歳の大神神社

癸卯(みずのとう)歳の2023年。

癸卯とは何を意味しているのでしょうか。お守りや縁起物の置物は何を買い求めようか、今から思案しておられる方も多いことでしょう。まずは暦の意味を知るところから始めたいですね。

大神神社で開運招福

開運招福の茅の輪守。

おめでたいお正月を控え、紙垂も紅白仕様です。玄関や車に飾るお守りですね。

癸卯歳の絵馬

日本画家の三輪純子画伯が描いた絵馬のようです。

以下、大神神社の冊子から引用致します。

「癸(みずのと)」は植物の内部にできた種子が測れるほどに大きくなり、春を間近に萌え出ずる用意をしている様を表します。「卯(う)」は草木が芽吹いて茂り、地面を這うほどになった様を示し、春の訪れと草木の勢いを表します。

なるほど、癸卯とはそういう意味だったのですね。

季節の春は元来、「張る」を意味しています。

芽がぷくっと張る状態を想像します。今にもはち切れんばかりに張っている・・・そんな状態が「春」なのです。ぴょんぴょん飛び跳ねて、動きが活発なウサギを充てるのも納得です。成長も早く、多産のウサギは繁栄の象徴とされます。

大神神社の卯年絵馬

赤い耳のウサギ。

姿そのものが紅白で、縁起の良さを感じさせますね。

「うさぎ」という名前は後世のもので、元々は「う」と呼んでいたようです。鳥の鷺(さぎ)のように白いから「うさぎ」と呼ぶようになったとか・・・そんな語源説もあります。

大神神社の福寿箸

大神神社の福寿箸。

福餅引換券や御屠蘇も届きました。

三輪明神で開運招福

来年の大神神社は3月10日が大切な日になります。

三卯が重なる吉祥日のようです。

12年に1度だけ巡ってくる卯歳。そこに、卯の月と卯の日がトリプルに重なります。三輪の大神様の御神威が高まる日で、境内では三卯大祭が執り行われます。

大神神社の干支絵馬

干支絵馬の包装箱。

物事の始まりを意味する卯(う)。

三輪山から日が昇り、二上山に日は沈む・・・サンライズの象徴でもある三輪山は、古来から信仰を集めてきました。東は「日向かし(ひむかし)」であり、古語の「ひむがし」にも通じています。今も三輪山平等寺の近くには日向社が祀られています。

日向の國から大和の地を目指した神武天皇。

現在の宮崎から奈良へ、東へ東へと辿ったその道のりは「神武東征」として語り継がれます。

癸卯歳の絵馬

十二支の卯は東を指し示します。

キトラ古墳などの四神に当てはめるなら、東は青龍の方向です。

古代神事の相撲で言うなら青房下・・・そう、“青い” のです。

「あいつはまだ青い、青二才だ」などと未熟な若者を表現します。“青い春” で青春時代です。人の一生に例えるなら、卯歳は青春時代に当たります。本格的な人生のスタートラインであり、芽吹いて間もない春の時期です。

全ての物事の始まり。

コロナ禍に終止符を打つべく、身も心も清めて2023年度を迎えたいですね。

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