新たな撮影ポイントを発見しました。
安倍文殊院境内の文殊院西古墳。
今までに何度も訪れた古墳です。ところが、意外な死角があったことに気付きました。精緻な石室にばかり気を取られ、墳丘の姿を確認していなかったのです。
文殊院西古墳とパンジー。
冬の時期は文殊池周りにパンジーが植えられています。西古墳の石室開口部が見えていますが、室町時代には既に開いていたようです。
安倍晴明の母を祀る信太森葛葉稲荷!鳥居脇から見下ろす7世紀古墳
横穴式石室が美しい文殊院西古墳。
安倍文殊院参詣の際は、毎度訪れる古墳です。特別史跡に指定されるほど、整った横穴式石室で有名です。石室に入ることで満足してしまい、肝心の墳丘に目を移すことがありませんでした。これは大チョンボですね。
稲荷神社鳥居と西古墳の墳丘。
鳥居を下り、左手前方に見えているのが文殊院西古墳の墳丘です。幾度も訪れておきながら、このアングルで確認するのは初めてです。まだまだ穴場はあるものですね。コロナ禍でマイクロツーリズムが叫ばれていますが、一つのお寺の中でも再発見の余地がありそうです。
駐車場側から墳丘を見ます。
安倍文殊院の稲荷神社ですが、江戸時代までは西古墳の墳丘頂上に祀られていたようです。
今ではさらに上手の高台に祀られ、金閣浮御堂を見下ろす格好になっています。西古墳の墳形は円形、もしくは方形とされます。未だに円墳か方墳か不明のようですね。
鳥居には奉納者の名前が記されていました。
ちょうどこの辺りは、阿部丘陵の西端部に当たります。
こんもりとした西古墳の墳丘は分かりやすいですが、東古墳(閼伽井古墳)の墳丘上には木々が生い茂り判別しにくくなっています。
稲荷神社の鳥居越しに不動堂を望みます。
不動堂の横には「花の広場」が広がります。ちょうど今は、寅年のジャンボ花絵が描かれています。
文殊院西古墳の横穴式石室開口部。
南にぽっかりと口を開けていました。
本堂横から墳丘を撮影。
今まで気にも留めていませんでしたが、奉納燈籠のすぐ背後に墳丘があったんですね。
本堂から稲荷神社へと続く階段。
階段右手に文殊院西古墳の墳丘がどっかと腰を下ろします。
どうやら西古墳の墳丘には登れないようです。一方の東古墳ですが、墳丘上へと続く階段があります。登って行くと墓所があり、辺りはひっそりと静まり返っていました。