出雲建雄神社の蛙股(かえるまた)。
内山永久寺跡から石上神宮の杜の中へ入ると、古色蒼然とした建築物の背後が見えてきます。
出雲建雄神社の割拝殿。
国宝に指定されている建物です。
拝殿が真ん中で二つに割れているので、「割拝殿」と呼ばれます。
出雲建雄神社と神田神社@石上神宮
天理に鎮まる石上神宮には幾つかの摂末社が祀られています。石上神宮摂社の出雲建雄神社、天神社、七座社、そして石上神宮末社の猿田彦神社、神田神社、祓戸神社、恵比須神社がそれに当たります。境内のみならず、境内の外にも神様が祀られていますので、お時...
建築意匠と早乙女
割拝殿はその昔、馬の通り道だったのでしょうか。
単なるデザインではなく、機能性を兼ね備えた建築物だったと思われます。
こちらは石上神宮の拝殿。
拝殿も国宝指定を受けています。
割拝殿の真ん中にある蛙股。
独特のデザインが施されていますね。
石上神宮の神の使いである鶏。
境内の休憩小屋の周りに、元気な神鶏が行き交います。
神剣渡御祭(でんでん祭)の早乙女。
毎年6月30日に催される祭事は、石上神宮を代表するイベントの一つです。
石上神宮楼門より南側にある出雲建雄神社の割拝殿。
国宝と聞くだけで、その蛙股の意匠にもひとかたならぬ有難味を感じてしまいます。