正暦寺の駐車場近くに、正暦寺の周辺地図が案内されていました。
重要文化財の福寿院客殿ですね。
杮葺き数寄屋風の客殿建築で、客間や縁側には狩野永納の描いた富嶽の襖絵があります。
帯解駅から徒歩20分の五ツ塚古墳!門跡寺院の『山村御殿』
正暦寺の参道脇に佇む泣き笑い地蔵のイラストが目を引きますね。
正暦寺周辺の地図。
五ツ塚古墳と円照寺が案内されています。
蛇のようにクネクネと続く道が正暦寺へのアクセス道。東へ向かえば正暦寺、西へ向かえば国道169号線の窪之庄南交差点へと続きます。
盛土造りの古墳が一列に並ぶ五ツ塚古墳。
以前は五基とも円墳と考えられていましたが、2号墳と4号墳は方墳と判明しています。五ツ塚古墳のある場所は、JR帯解駅から徒歩20分の距離です。
円照寺は大和三門跡寺院の一つとされ、山村御殿とも呼ばれています。
正暦寺の参道沿いにも、円照寺の道案内が付いていてお互いに徒歩圏内であることが分かります。
福寿院客殿。
延宝9年(1681年)に建立されました。
昭和52年1月から20ヶ月を要して解体修理工事が行われたそうです。その際に、1701年造築の表玄関は取り払われましたが、屋根が杮葺きに戻され、建立当初の姿となりました。
福寿院客殿へと続く門に、大本山正暦寺の札が掛けられていました。
菩提山真言宗の大本山正暦寺・・・参道脇には清流として名高い菩提仙川が流れています。
木の幹に美しい苔が生えていました。
その向こう側に菩提仙川・・・苔の緑色が実に鮮やかですね。
本堂の手前に福寿院客殿はあります。
参道から菩提仙川に架かる橋を渡って、福寿院客殿へと向かいます。
ぽつんと石が置かれていました。
日本の心・・・わけもなく侘び寂びを感じる瞬間です。
さるすべりの木でしょうか。
幹の特徴から間違いないでしょう。
さるすべりの木のてっぺん部分です(笑)
モヤモヤと、まるで湯気でも上がっているかのような光景です。奥に見えるのは福寿院客殿の屋根。
本堂下の供養塔・墓石群。
これだけの数が揃うと圧巻ですね。
正暦寺本堂とほのかに染まった紅葉。
本堂には秘仏の薬師如来倚像が収められています。
南天と紅葉の風景。
錦の里は今日も多くの観光客で賑わっています。