『四神の館』にパズルブロックで作られた四神が展示されていました。
日本製ブロックのLaQ(ラキュー)。
子供用の玩具ですが、なかなか精巧な作りには感心させられます。
LaQで制作された青龍。
東の方角を守護する神ですね。
キトラ古墳壁画の中でも、最も見えづらいのが東面です。こうしてLaQで復元されると、息を吹き返したかのようです。
飛鳥の名所もLaQで制作!石舞台古墳は上円下方墳
LaQの基本となる部品は四角形と三角形のパーツです。
そこに5つのジョイントパーツをつないで、平面や立体、球体を表現していきます。とても優れたパズルブロックだと思います。
橘寺や二面石もLaQで制作されていました。
二面石のそれぞれの表情を表現するのはさすがに難しいでしょうね。苦労の跡が偲ばれます。
四神の館に展示される墳形模型。
上円下方墳の説明と共に、石舞台古墳の墳形も上円下方墳であることが示されます。方墳だとばかり思っていましたが、こちらのコーナーでは都塚古墳が方墳の代表例になっていました。実際のところ石舞台古墳の墳形は未だ不明で、方墳、上円下方墳、下方八角墳の間で揺れているようです。
こちらは南を守護する朱雀。
キトラ古墳が盗掘に遭った際、奇跡的に破壊を免れた好運の持ち主です。
北の玄武。
その左手には、西を守護する白虎も見えますね。
亀と蛇が見つめ合います。
四神の館のエントランスホールでは、映像が浮かび上がっては消える演出が繰り返されます。
四神の館のトイレ。
とてもスタイリッシュでした。
お洒落で垢抜けた感じの手洗い所です。
四神の広場や古墳鑑賞広場も案内されています。
体験館と銘打つだけに、様々な体験イベントが定期的に催されています。今回のLaQで遊ぼう!企画もその一環だと思われます。
おっ、こちらは猿石ですね。
四体の猿石も、明日香村観光では外せない名所の一つです。
古墳時代の終末期に造られた八角墳ですね。
天皇陵に見られる墳形で、その格の高さがうかがえます。ここにも記されていますが、天武持統天皇陵などはその代表例ではないでしょうか。