2018年度の今年も、藤原宮跡の花の競演を楽しんで参りました。
醍醐池の北に広がる藤原宮跡の春ゾーンで、満開の桜と菜の花の競演が今も続いています。
菜の花畑の向こうに見えている山は、大和三山の耳成山です。
風光明媚な大和三山に囲まれる立地の藤原宮跡。普段はただただ広いだけのお宮跡という印象が強いですが、花のシーズンになると数多くの観光客で賑わいます。
春ゾーン遊歩道を経由して三輪山遠望
694年に持統天皇によって開かれた藤原京。
710年遷都の平城京よりも一つ前の時代に遡ります。この辺りは現在、世界遺産登録を目指して活動中のエリアです。大和八木駅前にも新しいホテルが建設され、観光客誘致に向けた動きが活発化しています。
桜と菜の花。
春の花の競演では、最もポピュラーな組み合わせではないでしょうか。そういえば、明日香村の石舞台古墳周辺にも桜と菜の花が咲いていましたね。
遥か彼方に三輪山を望みます。
遠く藤原京からも神山・三輪山を拝むことができます。菜の花畑の畦道には、カメラを手にした見物人の姿が見られました。
桜並木ですね。
私は今回、橿原市藤原京資料室の横にある藤原宮跡駐車場に車を停めました。
桜井方面から向かったのですが、手前の駐車場は既に満車でした。さすがに桜のシーズンだけあって、明らかに普段とは違う雰囲気です。
藤原宮跡の春ゾーンへ向けて、道路脇から畦道に入ります。
花見を終えた見物人が戻って来ますね。
左手に目をやれば、耳成山の姿を捉えます。
ここから右手奥の方に鮮やかなピンクとイエローが見えていますね。
ここを左折して、いよいよお花畑へと足を踏み入れます。
桜の開花時期は限られていますので、思い立ったが吉日です!
ここが入口付近です。
レジャーシートを敷いて談笑する姿があちこちで見られました。
手前の菜の花畑はちらほらと咲いていました。
片や畦道を挟んで向こう側は、かなりの咲きっぷりです。既に満開ではないでしょうか。
私が訪れたのは3月末の平日です。
週末の土日ともなれば、この辺りも人でいっぱいになるのでしょう。
密集して開花しています!
嬉しい悲鳴なのか、支える枝も重そうに見えます。
まるでパクパク口を開けて餌を待つツバメの赤ちゃんを想像してしまいます(笑)
まだ蕾の状態のものもありました。
桜の蕾の向こうに三輪山を遠望します。
この記事を書いている4月2日時点では、もう既に散り始めているのかもしれません。今日は少し空き時間があったので、桜井市の安倍文殊院へ足を運んで参りました。境内に着くや否や、花吹雪が舞っていて葉桜も数多く見られました。毎年のことですが、やはり桜は駆け足ですね。
春爛漫の藤原宮跡。
夏の花蓮に比べれば、お花畑の面積も広いものと思われます。
人が花に埋もれている・・・
そんな感じですね。
立入禁止の看板。
写真撮影のために花園に入ろうとする人もいるのでしょう。菜の花の成育のためにも良くないことは明らかです。くれぐれも立ち入らないようにしましょう、皆でいつまでもこの花園を楽しみたいですからね。
匂ってきますね。
春の香りが鼻腔を心地良く刺激します。
先日、車のエンジンオイル交換のため、奈良トヨタの橿原店を訪れました。
店内のガラス越しに南方に目をやると、この菜の花畑が見えていました。やはり鮮やかな黄色はよく目立つようです。
醍醐池の堤から耳成山を望む風景
菜の花畑を囲むように桜並木が続きます。
南の方向を見ると一段高い場所があり、そこに多くの見物人が集まっていました。醍醐池の堤に当たる場所で、ちょうど菜の花畑を見下ろす格好になります。
少しせり上がっている場所が見えます。
そこにも多数の桜が開花していました。
花の裏側から観察してみるのも面白いですね。
桜の萼(がく)の部分が散りばめられた星のようです。
醍醐池沿いにも多くの花見客が!
桜を手前にして、菜の花畑、その向こうに耳成山を望む絶好のポイントです。
こんな感じの風景が楽しめます。
”古都奈良” ならではの贅沢ですね。
目線の位置まで枝垂れる桜。
どうぞご覧下さいと言わんばかりに、ちょうどいい場所に咲いていました。2年前の春に訪れた藤原宮跡は既に葉桜の状態でしたが、今年はほぼ満開の時期に巡り合わせました。