談山神社には、珍しい鶴の手水鉢があります。
手水舎といえば、大抵は龍の口から水が出ているものですが、鶴の手水鉢とは面白い!
談山神社の鶴の手水鉢。
場所は本殿と西宝庫の間・・・談山神社の正面入口から140段の石段を登って行くと、その真正面に鶴の手水鉢があります。
菴羅樹のお守り!談山神社
菴羅樹(あんらじゅ)という木をご存知でしょうか?花梨(カリン)の原種になる樹木なんだそうです。談山神社のお守り販売所の方に教えて頂きました。あんらじゅ・・・あまり耳にしない樹木の名前ですが、この機会に覚えておきましょう。談山神社のアンラジュ...
社紋上り藤!九条通孝奉納の石造文化財
俗世間にまみれた私たち人間は穢れているのでしょう。
神様の御前に進み出る際、まずは心身を清める必要があります。
談山神社といえば、この紅葉。
駐車場から燃えるような紅葉が出迎えてくれました。
花崗岩製の鶴の手水鉢。
談山神社の社紋である「のぼり藤」が刻まれています。
飛鳥の酒船石もそうでしたが、文化財級の石造物は花崗岩で出来ていることが多いようですね。
鶴の手水鉢から西宝庫を挟んで、鮮やかな十三重塔が建っています。
談山神社の紅葉は、この十三重塔を主役に語られることが多いのではないでしょうか。
時は遡り、明治13年に五摂家の九条道孝公が鶴の手水鉢を奉納したと伝えられます。
手水鉢の背後には、談山神社の歴史を物語るアンラジュの木が植えられています。
鶴の手水鉢の説明がありました。
なるほど、石造文化財として鑑賞するのですね。
現在では手水舎として機能していませんが、実際に鶴の手水鉢で心身を清めてみたいものです。
それにしても、鮮やかな談山神社の紅葉。
「関西の日光」と称されるだけのことはありますね。
背後から撮影。
石で造られているせいか、なんだか重そうですね(笑)