長岳寺肘切門の伝説

日本最古の玉眼仏を安置する長岳寺。

山の辺の道のほぼ中間地点にあることから、このお寺を訪れる人も多いでしょう。

長岳寺肘切門と初夏の花

長岳寺の大門。

駐車場脇にある長岳寺の大門(総門)は、別名を肘切門と言います。肘切門の名前の由来には、面白い歴史のエピソードが隠されています。

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蜜柑の花と柿の花!初夏を満喫する山の辺の道ウォーキング

山の辺の道には蜜柑と柿の果樹園がたくさんあります。

実の成る時期に訪れるのもいいですが、花が咲く初夏もおすすめです。

長岳寺境内には杜若も開花し、様々な花を楽しむことができます。

長岳寺の杜若!遍路道の地蔵石仏
水辺に生える杜若(かきつばた)。観光トップシーズンのGWも過ぎた5月半ばに、杜若の名所として名を馳せる長岳寺を訪れました。楼門をくぐって境内に入ると、本堂前の放生池東側で杜若の花が見頃を迎えています。長岳寺の杜若。濃い紫色をした美しい花です...

長岳寺肘切門

長岳寺肘切門。

本瓦葺きの立派な四脚門ですね。

長岳寺在住の僧兵から、丹精込めて作り上げた刀の出来をけなされた一人の刀鍛冶。それならばと、「この切れ味を見てみろ」と総門の肘木を一刀両断に切り落としたと伝えられます。

以来、長岳寺の総門は肘切門と呼ばれるようになりました。

山の辺の道の花壇

山の辺の道の途上にある中山廃寺跡を望みます。

花のある休憩所の傍らには、人丸信仰で知られる柿本人麻呂の万葉歌碑が建っています。

山の辺の道の花

5月の山の辺の道は、色とりどりの花で彩られています。

初夏の風に吹かれながら楽しむ山の辺の道ウォーキング。数多くのハイカーたちと挨拶を交わしながら歩を進めます。

蜜柑の花

山の辺の道で見つけたみかんの花。

山の辺の道と言えば、蜜柑と柿を思い浮かべます。この時期の散策には花との出会いが待っています。綺麗な4弁花の花を咲かせる蜜柑・・・つぼみの形も実にかわいらしいですね。

柿の花

山の辺の道で見つけた柿の花。

こんな感じで花を咲かせるんですね。

長岳寺の勧請縄

長岳寺の肘切門前には、南北に勧請縄が張られています。

俗界との境目を表す”結界”に張られる勧請縄。ここから先は、弘法大師創建の長岳寺へと通じています。

長岳寺肘切門

つつじの季節が終わると、梅雨時の紫陽花も綺麗な長岳寺。

拝観料は300円です。

長岳寺へのアクセスは、JR万葉まほろば線桜井駅・近鉄大阪線桜井駅よりバス天理駅行き上長岡下車徒歩10分となっています。大神神社~桧原神社~長岳寺の山の辺の道ルートも人気がありますので、ぶらりと歩いてみるのもおすすめですね。

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