MSとはミール・ソリューションの略で、食事に関する問題解決のことを意味します。
英語で書くと、Meal Solution ですね。
弁当や惣菜に代表される食の充実がテーマになっています。このMSという言葉ですが、本屋で立ち読みしていた”食生活アドバイザー検定”の本の中で出会いました。
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家庭における食事の代行!HMR(ホームミール・リプレイスメント)
ミールソリューションは米国発の概念です。
女性の社会進出によって、家庭の中での食に変化が起きています。
これは日本に限らず、アメリカにおいても同じこと。
Ready to Eat(そのまま食べられる商品)や、Ready to Heat(温めれば食べられる商品)のニーズが高まっています。
ファーストフード店のように、小腹を満たすための単なるテイクアウト食品ではなく、それ一食で十分に事足りるぐらいの商品が求められているのです。
活気に満ちた米国の「イーチーズ」が良いお手本であり、日本においても、柿安本店などがレストランに併設するスタイルで、弁当やお惣菜を持ち帰ることのできるお店を展開しています。
MS(ミールソリューション)が、果たしてそのまま食の問題解決になるのかは疑問です。
あくまでも付け焼き刃の、対症療法のような気がしないでもありません。根本的な問題はどこにあるのか?その辺りの検討も必要ではないでしょうか。
HMR(ホームミール・リプレイスメント)という新語もあります。
直訳すれば、”家庭における食事の代行”という意味になります。物理的な代行作業だけ済ませればいいのではありません。やっぱり精神的な面も考慮に入れなくては・・・と発想するのは日本人的なのでしょうか。
日本における食育の取り組みには、根本的で幅の広い視野が感じられます。MSとHMR・・・洋の東西を問わず、食の問題は尽きないですね。