綺麗な花。
奈良の寺社巡りの楽しみの一つに花があります。
当館大正楼の中庭にも季節の花が咲いています。
中庭に咲くツツジ。
初夏を代表する花ですよね。
葛城高原、長岳寺、船宿寺ではおなじみのツツジ。
春から夏にかけて開花する、非常に種類の多い花として知られます。
当館大正楼では、中庭を囲むように客室が並んでおり、部屋の中の雪見障子越しに中庭の花を観賞することができます。
中庭のでんでん虫と紫陽花
雨上がりの中庭は風情があります。 体いっぱいに水分を補給した植物たちが生き生きとし、木の幹に目をやるとカタツムリが這っていました。毎年梅雨に見られる光景ですが、命の営みを感じる季節でもあります。 大正楼中庭のカタツムリ。 「円(つぶ)らな笠...
花は小さな仏様
大正楼の渡り廊下は、中庭の真ん中を通って奥座敷の客室へと通じています。
ぐるっと一周回って、戻って来ることができる回廊です。
夜になると、回廊や中庭の燈籠に灯が点され、より一層の風情が醸し出されます。
先日、春日大社神苑で様々な植物を観賞させて頂きました。
限られたスペースの中であれだけの万葉植物を楽しむことができる・・・中庭や日本庭園に興味を持つようになると、とても勉強になりますね。
紅白の花。
ご結納でご利用頂いたお客様にお喜び頂きました。
紅と白って、お祝いの席には欠かせませんよね。料理の中にも紅と白を配して、おめでたい場を演出します。タイムリーに開花してくれていた花に感謝です(笑)
長岳寺や般若寺などに代表される”関西花の寺 二十五ヵ所霊場会”という、花の名所が一堂に会した霊場会があります。
「花は小さな仏さま」・・・そんなキャッチフレーズが霊場会のパンフレットに躍っていました。
仏様を表現する方法としては、何よりもまず仏像が挙げられます。
仏像を彫る以前は、仏足石というお釈迦様の足跡のようなものがその代役を担っていました。でも、もっと身近な自然の中にこそ、有り難い仏様はいらっしゃるのかもしれませんね。