宿泊予約で舟盛りプランが入っていたので、何かいい魚はないかな・・・と探していたところ、タイラギ貝を見つけました。
平貝の名前で親しまれている大型の貝です。
菊花の横に並んでいるのがタイラギ貝です。
殻もさすがに大きいですね。
割れやすい殻!甘い貝柱
とても大きな貝殻ですが、割れやすいので注意が必要です。
特に家盛り料理などで供する場合は、見栄え上”殻が命”になります。
タイラギ貝は貝柱を食用にします。帆立貝の貝柱に比べて繊維が柔らかくて甘味があります。
タイラギ貝の舟盛り。
食材には活鯛、車海老、サザエ、いくら、鮭、ハマチ、鮪、アワビなどを使うのが常なんですが、タイラギ貝を使ったのは今回が初めてです。
細長い扇形の貝殻がアクセントになっています。
タイラギ貝の英名はPen-shell, Fan-shellなどと言うようですが、その形状からも納得がいきます。
茄子の翡翠煮(ひすいに)。
茄子の持つ鮮やかな緑色を生かしたお料理です。
市場にはむき身で出回ることの多いタイラギ貝ですが、今回は貝殻付きで仕入れることができました。新たな食材との出会いは、いつになっても楽しいものですね。