冬が旬の海鼠(なまこ)。
コリコリした歯触りを楽しむ”酢の物”が定番ですね。
ナマコは冬眠ではなく、夏眠をする生物です。初夏に産卵して、夏は活動していないようです。活発に動き回る真冬が美味しいというわけですね。
赤ナマコ。
内臓の海鼠腸(コノワタ)と、排泄物のようなものが出ています。産直市場から持ち帰る際、振動で飛び出してしまったようです(笑)
高価な赤ナマコ!なまこの種類
ナマコには主に3種類あって、赤ナマコの他にも青ナマコ、黒ナマコがいます。
稀にアルビノ個体として”白ナマコ”も生まれるようですが、生物の分類学上では三種類と言っていいでしょう。黒ナマコを目にする機会はあまりありませんが、赤ナマコは至って普通に流通しています。
赤ナマコの酢の物。
柚子の皮や青ネギを散らします。
国産牛のイチボ。
希少部位のイチボはとても柔らかく、牛肉の中でも最も美味しい部位の一つです。牛の”お尻のえくぼ”に当たる部分で、一頭から取れる量はごくわずかです。
赤ナマコはゴツゴツした外洋の岩場に棲息しています。
その反対に、内湾の砂泥地に居るのが青ナマコです。身が硬く、コリコリした食感が味わえる赤ナマコが最も喜ばれます。
黄褐色の内臓の塩辛は高級珍味です。コノワタと呼ばれ、能登産のものが有名です。さらにナマコの卵巣はコノコ、クチコと言い、コノワタを上回る珍味として知られています。