師走も半ばに入り、いよいよ年の瀬を感じる時節柄となりました。
大神神社境内でも、迎春準備が着々と進んでいます。毎年正月に増設される、お守り授与所(臨時小屋)も建築中でした。宝物収蔵庫前には、ご神火まつりの「繞道祭の松明」も見られます。祈祷殿前にお引越しをする“なでうさぎ”の準備も進んでいます。
宝物収蔵庫前の「繞道祭の松明」。
奈良県内で最初に行われる年中行事、それが大神神社の繞道祭(にょうどうさい)です。まだ紅葉が残っており、季節のバトンタッチを感じますね。
三輪山を背景に映える天理教敷島大教会
奈良県と言えば、天理教。
スポーツの強い天理高校や天理大学が、その名を全国に広めた一面もあるでしょう。教祖の中山みきは、かつて三輪山を信奉していたとも聞きます。
天理教敷島大教会と三輪山。
三輪小学校の南東方向に、天理教の広大な敷地が広がります。
大直禰子(おおたたねこ)神社。
三輪の大神の御子孫を祀り、「若宮社」とも呼ばれています。鳥居の右手前に見える切株は、縁結びのシンボル・おだまき杉です。来年の干支は巳ですね。三輪山伝説に語られる白蛇と五十鈴姫のお話は興味深いです。
若宮社拝殿と右近の橘。
右近の橘に対するは、左近の桜ですね。橘の反対方向には桜の木が植えられていました。
大神神社祈祷殿。
祈祷殿前の小屋は、なでうさぎの引っ越し先です。
臨時のお守り授与所。
お正月シーズンには、お神酒を授ける場所にもなります。
この松明ですが、普段もこの場所に置かれています。
大美和の杜展望台の手前。
池の畔に綺麗に色付く紅葉。ここを上手へ上がって行くと、三輪山登拝口のある狭井神社です。
手水舎と黄葉。
大神神社の大注連縄を背に、階段上から振り返ります。比較的紅葉の少ない境内ですが、毎年この時期になると鮮やかな色彩で参拝客を出迎えています。
三輪幼稚園と三輪小学校。
私の学び舎でもあります。幾歳月を越え、今も変わらぬ場所にあります。
向こうに大神神社の大鳥居が見えていますね。
遠方からも見える建築物。
長谷寺方面から中和幹線を西へ向かうと、右手に見えてくる敷島大教会。三輪山麓の茅原エリアからも望むことが出来ます。
落葉間近。
季節は巡り、今年も終わりが近づいてきました。新たな一年に向け、胸に去来するものは何でしょうか。今、ここを生きる。単純ですが難しい。常に今、今こそが全て。その繰り返しが未来へと続いていくような気がします。