年末年始のお参りで、三輪明神大神神社の境内は毎年数多くの人で賑わいを見せます。
宿泊予約のお問合わせも多数頂いておりますが、まだまだ空室はございます。
年末年始の空室状況はどうぞこちらをご参照下さい。→ 只今の空室状況
師走真っ只中の2012年度の12月中旬、迎春準備が進められる大神神社に参詣しました。
大黒天ですね。
七福神の大黒天を見ているだけで、なんだか福々しい気持ちになってきます。
大黒天の起源にシヴァ神を見る
大黒天は神仏習合の観点から、そのまま大神神社の主祭神である大物主命に例えられます。
お正月を控えた師走の最中、外国人観光客の御一行様が拝殿の前で手を合わせておられました。
新しい一年が始まるこの時、国産みの神であらせられる大物主神を崇め奉る幸せを胸に刻みたいと思います。年末年始の今は、終わりであり、始まりでもある大切な節目です。
来年の干支である巳の一刀彫と、巳の陶器。
大黒天の起源を辿れば、インドのヒンズー教におけるシヴァ神に辿り着きます。青い肌にコブラの首飾りをした、何やらおどろおどろしい姿のシヴァ神ですが、ヒンズー教の中の最高神の一柱として崇められています。破壊を司る神であるシヴァ神。そのシヴァ神が日本へ入って来て、大黒天となっているのです。
破壊と創造。
その相反する概念が一つにつながります。
干支の巳が描かれた大絵馬。
何かを始めるためには、何かを破壊しなければならない。破壊と創造は常に一括りのものとして語り継がれます。シヴァ神と大物主命の間にも、お互いを繋ぐ接点があるというわけですね。
大絵馬に描かれた蛇の向こう側に三輪山が見えます。三輪山から発せられているのは光でしょうか?古来、大和では三輪山から太陽が昇ると言われてきました。日の出の三輪、始まりの三輪が福々しい大黒天をも照らし出しているような気が致します。
年末ならではの光景でしょうか(2012年の年末)。
今はまだ幕に隠されていますが、大神神社を象徴する「なでうさぎ」が祈祷殿前に移されていました。干支の卯も、大黒天と同じく、年始を飾るにふさわしいシンボルです。東西南北の真東、時間でいえば午前6時を意味する干支の卯。
大黒天の屋根瓦。
飛鳥寺の近くで見つけました。
いかにも縁起が良さそうです(笑)
年末年始の大神神社の祭典・行事をご案内致します。
12/31 14時 大祓・除夜祭
1 / 1 1時 繞道祭
1 / 7 10時 昭和天皇祭遙拝
1 / 8 10時 献燈祭
1 /13 10時 年の初の卯の日祭
1 /15 8時 大とんど
10時 講社崇敬会月次祭
大神神社の初詣は公共交通機関のご利用をおすすめ致します。混雑必至ですが、お車でのアクセスをお考えの方は、大神神社の駐車場情報をどうぞご参照下さい。