お正月の朝食を準備してみました。
鯛の尾頭付きを中心に据えて、栗きんとんやクワイ、紅白なます等の品々を配しています。
クワイっていう野菜はお正月らしさを際立たせますよね。
クワイは漢字で慈姑と書きます。
今回のクワイは皮をむいて、長い「芽」の部分を短めに斜めカット。そのまま素揚げしています。
クワイの薄切りを揚げて、クワイ煎餅にしても美味しいんですよ。
クワイにはご存知のように「芽」があります。この芽の部分を残して「芽出たい」を意味し、お正月の縁起ものとされます。ほろ苦くて煮崩れしにくいクワイは、含め煮にしても美味しく頂けます。
クワイを茹でて水にさらし、だしで含め煮にしていきます。
生のクワイをそのまま煮ていくよりも、先に茹でておいた方が味のしみ込み具合が違います。
おせち料理に緑大豆の如意巻
本日は1月11日の成人の日。 年が明けたなと思ったら、もう1月も半ばへ差し掛かろうとしています。光陰矢の如しとはまさしくこのことですね。旧暦で言うなら、二十三節気の小寒真っ只中です。小寒(しょうかん)は一年の中で最も寒い時季の始まりに当たり...
クチナシの実で染色する栗金団
栗きんとんもお正月料理には欠かせませんよね。
サツマイモの皮をむいてクチナシの実と共に湯がきます。
竹串がすっと通るぐらいになったら、鍋のまま冷まし1日置きます。1日置くことによって、サツマイモがクチナシの黄色に見事に染色されます。
もう一度温め直してお湯を捨て、熱い内にサツマイモをすり鉢でつぶします。
このときにグラニュー糖を適量加えます。
グラニュー糖はサツマイモに上品な甘さを加えます。くれぐれも熱い内にグラニュー糖を加えるのが料理のコツです。市販されている栗の甘露煮の粒を細かく切っておきます。
さて、これから仕上げに入るわけですが、栗きんとんですから茶巾絞りにします。
ペースト状になったサツマイモをふきんに取って、真中に細かく切った甘露煮を数個入れます。
茶巾に絞って出来上がりです。
お正月料理と共に、本年も良き一年となりますように。