駿河湾で獲れる巻貝。
戸田漁港直送便にスルガバイが入っていました。
巻貝はやはり煮物にすると美味しいでしょう。刺身でもOKなほど新鮮なスルガバイでしたが、調味料を絡ませた旨煮で頂くことにします。
スルガバイとミズダコの旨煮。
蛸の旨味も加わり、絶妙な味加減になりました。スルガバイは「灯台つぶ」とも呼ばれているようです。なるほど、その高さのある殻が由来なのでしょう。
バイ貝の旨煮!茹でこぼす料理
小型の巻貝「蛽(ばい)」。 今回入荷したバイ貝は黒バイでした。白くて斑紋の無いエッチュウバイ(越中蛽)を試してみたいのですが、この辺りでよく目にするのは黒バイです。 バイ貝の旨煮。 歯応えのある甘い身です。前回は酢の物で頂きましたが、煮付け...
薄い貝殻!ワタも美味しいスルガバイ
スルガバイはワタ(内臓)も食べることができます。
“灯台つぶ”と言うと、マツブの唾液腺にある貝毒を連想しますが、スルガバイにはテトラミンの心配は無いようです。
戸田漁港直送のスルガバイ。
美味しそうな身がにょきっと出ていました。“貝の蓋”はサザエなどとは違い、とても薄いですね。
今回は煮付けましたが、スルガバイは焼き物でもOKです。
煮物の調理法ですが、まずは茹でこぼすところから始まります。殻の汚れを取ってから水の中に入れて茹でこぼします。殻がとても薄いので、割れないように優しく扱います。
一旦茹でこぼしたら、水、酒、みりん、醤油などで煮付けます。
トロ箱で届いたスルガバイ。
獲れたての深海魚と共に、西伊豆から奈良までやって来ました!
殻の外に付いている赤いものは何でしょうか。
不思議?
ちょっと調べてみると、おそらくイソギンチャクではないかと思います。殻の上に付着させて“刺胞毒”で外敵から身を守っているようです。その代わりに、移動できないイソギンチャクを移動させてあげているとか・・・持ちつ持たれつの共生関係なんですね。
先っちょが尖っていますね。
身の入り方はサザエとよく似ていますが、殻はとても薄いので注意が必要です。
いいですね、スルガバイ。
ちょっとした酒のつまみにはピッタリです。