冬から春にかけて旬を迎える黒ソイ。
北海道や岩手県でよく獲れる魚ですが、たまに関西エリアでも見かけることがあります。肉付きの良い、美味しそうな黒ソイが入荷したので煮付けで頂くことにしました。
黒ソイの煮付け。
クロソイの肝や卵も一緒に煮付けます。
焼魚にしても美味しい魚ですが、煮魚も一級品です。
北の鯛!黒ソイの名前の由来
体の色が黒いから「黒そい」と呼ばれます。
では、「そい」の由来はどこにあるのでしょうか?諸説語られますが、どうやら磯魚の「いそいお」が訛って「そい」になったようです。北日本の磯付近に棲息している魚で、その味の良さから「北の鯛」とも称されます。
黒ソイの顔。
なかなか迫力があります!
でっぷり太っていて、歩留まりも良さそうです。
えらぶたの所に棘のようなものが見られますね。
大根、人参、ブロッコリーを添え、最後に柚子の皮で彩りよく仕上げます。
煮付け料理の常道ですが、少量の出汁で煮ていきます。全体に出汁が回るように落とし蓋もお忘れなく。
目の下、涙骨の辺りに3つの棘がありますね。
これも黒ソイの特徴の一つでしょうか。
英名を Black Rockfish と言います。生息域を表す名前のようです。
鯖の芋寿司。
海老芋を抱き込んで、もものすけ蕪で巻き込みます。
寒い時期に美味しくなる黒ソイ。
今シーズンも何度かお世話になることでしょう。