黄金の糸鰭(いとひれ)を持つイトヨリ。
関西エリアではおなじみの魚ですが、東日本ではあまり知られていないようです。
淡白な白身はとても美味しく、刺身も絶品です!
イトヨリの姿造り。
今回は焼霜造りにして、皮も美味しく頂きます。
梅雨時に旬を迎える蛸をはじめ、鮭、鮪、イクラなどを散らします。
イトヨリと梅雨蛸の刺身盛り合わせ
毎年梅雨になると、イワシやタコが美味しくなります。
特に蛸の刺身はおすすめです。
コリコリした歯ごたえは蛸ならではですし、噛めば噛むほどその甘味を堪能することができます。
イトヨリとホンビノス貝(千葉県産)。
尾びれの先に、細く伸びる黄金色のひれが付いていますね。
鰓蓋(えらぶた)の上、ちょうどこめかみの辺りには赤い印が付いていますが、これもイトヨリの特徴の一つです。流れるように姿態の美しい魚です。
尾を跳ね上げて盛り付けます。
菊花人参を胸元に置き、ワラビ大根、水玉胡瓜、縒り人参等々で飾り立てます。
イトヨリはとても柔らかい身をしています。
三枚おろしにした身を氷の上に置き、バーナーの火で皮目を炙りました。すぐに氷水に取って身を締め、そぎ造りにして並べます。
ホンビノス貝は”賄い料理”として頂きました。
ニンニクやつるむらさきと共に酒蒸しにします。大きな貝殻で、開くまでに少し時間を要しましたが、とても美味しかったです。
今回は大神神社参拝を目的にご宿泊頂いたお客様でした。
残念ながら三輪山登拝は叶わなかったようです。
降雨続きで山の中が荒れているようです。せっかく再開した三輪山登拝ですが、大雨にも対処しなければなりません。参拝客の安全が何より大切です。またもう少し時を待ちましょう。