ご宴会のお客様に赤エイの煮付けをお出ししました。
冬場の煮こごりが美味しい赤エイ。尾っぽに毒を持つ棘があることで知られる赤エイ。アレルギー体質の人などは、刺されるとアナフィラキシーショック症状を引き起こすこともありますので注意が必要です。
新鮮な赤エイの身。
綺麗なピンク色をしています。エイの中では最も美味とされる赤エイ。
ゼラチン質に富む扇状の胸びれ
赤エイの身は脂肪分が少なく、繊維質に富んでいます。
扇状の胸びれはゼラチン質にも富んでおり、煮てからしばらく置いておくと、美味しそうな煮こごりが出来上がります。
赤エイの料理法は、煮付けの他にも焼き物、茹で煮などがあります。干物、唐揚げ、味噌汁、かまぼこ等にしても美味しく頂けます。
長谷寺の紅葉。
本長谷寺の近くから、弘法大師御影堂を見ます。
尾の棘には鋸歯状の”返し”があって、刺されるとなかなか抜けないそうです。
赤エイの尾は大変危険ですので、売られる際には切り落とされていることがほとんど。念には念を入れた処置が施されています。
軟骨魚類の赤エイは、漁獲後から時間が経つとアンモニア臭が発生します。調理の際には、お酒などを使って臭み抜きをしてあげるといいでしょう。
399段の登廊から、長谷寺の紅葉を眺めます。
風情のある石灯籠と紅葉の風景は、長谷寺フリークの方にはすっかりお馴染みですね。
毎年冬場になると、赤エイの煮凝りが食べたくなります。