結婚式のご会食に芋茎(ずいき)のコンポートをお出ししました。
里芋は秋のイメージですが、その茎(葉柄)に当たる ”ずいき” は夏が旬です。赤みを帯びた赤ずいきを使って、白ワインベースのコンポートに仕立てます。
ずいきのコンポート。
アクの強いずいきの調理法は、酢水に20分ほど漬けることから始まります。アク抜きは欠かせない工程になります。アク抜きしたら、酢を加えた熱湯で短時間湯がきます。
疲労回復や便秘解消にも効果あり
淡白な味のずいきですが、疲労回復効果もあるようです。
夏バテ気味の身体にはおすすめしたい食材ですね。里芋にも食物繊維が豊富に含まれていますが、ずいきにも便秘解消の効果が期待されます。
縁側の手摺り。
中庭との境目に設けられており、自然の木を利用しています。
左右に自然のままのカーブを描く横木が印象的です。
鯛のあら炊き。
炊き合わせには三輪素麺、ひも唐辛子、宇陀牛蒡などの地元食材を使いました。
酢の物や和え物の食材にするのが定番ですが、デザートに使ってみても面白いですね。
ずいきにも色々種類があって、赤ずいきを軟白栽培したものを白だつと言います。さらには、ずいき専用種から作るものがはす芋(青ずいき)です。ハス芋は高知が主産地で、春から夏にかけて旬を迎えます。
9月は巨峰も美味しい季節ですね。
無花果などもまだ市場に出回っています。
お彼岸を過ぎて10月になれば、いよいよ奈良の柿が熟してくる頃です。