天望回廊!東京スカイツリー体験記

昨年の夏、東京スカイツリーへ行って参りました。

高さは634mを誇ります。地上350m地点の天望デッキと地上450mの天望回廊を制覇!東京スカイツリーは、日本古来の木造建築物・五重塔に用いられる心柱構造を参考にしているそうです。

入口フロアの4階に、スカイツリーのチケット売場がありました。

天望デッキと天望回廊がそれぞれに案内されています。スカイツリーのスタッフの方々でしょうか、青地に黄色い三角形がデザインされたユニフォームが視界に入ります。

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エコタワーと三層の天望デッキ

東京スカイツリーと言えば、夜間の美しいライティングで知られます。

2,075台ものLEDを使って、日々趣向を凝らしたライティングで見る者を魅了しています。ライティングデザインは日毎に変わる「粋」と「雅」で構成されます。「粋」は江戸っ子の気風の良さを思わせ、隅田川の水をモチーフにした淡い青色の光で表現されます。真っ直ぐに伸びる心柱を隠さずに見せることで、一本筋の通った風情を醸します。

真下から東京スカイツリーを仰ぎ見ます。

足下の基底部は3本脚のようです。三角形の平面構造ですが、上部に行くにしたがって円形になります。デザインは彫刻家の澄川喜一氏による監修です。日本刀のような「反り」と、神社や寺院の柱に見られる「起り(むくり)」を意識し、見事なまでに伝統美と近未来のデザインが融合しています。

入口フロアのアート作品。

どれも皆、東京スカイツリーを表しているのではないでしょうか。

スカイツリーのもう一方のライティング「雅」は、鉄骨の構造体を衣に見立てています。気品ある江戸紫と金箔を蒔いたような煌めきで、気品ある日本の美意識を表現しています。

LEDは電力消費が少ないことで知られますよね。

東京スカイツリーを含む施設全体において使われる冷暖房エネルギーは、地中熱を利用しているそうです。地中の温度は年間を通じて摂氏15度~17度に保たれています。その地中熱を利用して、冬は暖かい地中から熱を取り出し、夏は涼しい地中に熱を放出することで、エネルギー効率を良くしています。

地域冷暖房に地中熱が利用されるのは、国内初の試みのようです。

4階の入り口フロアのチケットカウンター。

当日券を買い求める人の列が出来ていました。

ここで販売されているのは、天望デッキのチケットです。料金は大人2,060円、小人930円でした。天望デッキのチケットは、当日券以外にも事前購入(日時指定券)ができるようです。販売元は東京スカイツリーWebチケット、もしくは国内のセブンイレブン(マルチコピー機)となっています。事前購入だと、当日券よりもややお高めです。

私が訪れたのは夏休みの平日でした。さほど混雑も見られず、待ち時間も数分程度でした。スカイツリーがオープンしてから日数もだいぶ経過していますので、まぁ当日券で十分ではないでしょうか。

天望デッキからの眺め。

江戸東京博物館、両国国技館、第一ホテル両国などの建物が見えます。

こちらは浅草方面ですね。

350m地点の天望デッキはスカイツリーのメイン展望台です。

パノラマ世界を楽しみながら、レストランやカフェで休憩することもできます。オフィシャルショップなども入っていますので、公式キャラクターのソラカラグッズを購入するのもいいでしょう。

今や世界中から観光客が押し寄せる名所です。

鉄骨の先に膨らんでいる部分が見えますが、あそこが天望デッキです。フロア340、345、350の三層から成り、360度全方位の展望が開けています。

東京の街もここから見ると、実に小さなものです。

精巧な立体模型を見ているようで、まるでガリバーになったような気分です(笑)

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ソラカラポイントに到達する展望回廊

天望デッキよりも高い位置にあるのが天望回廊です。

高さ450mの天望回廊からは関東一円を見渡すことができます。ガラス張りの回廊を巡りながら、空中散歩が楽しめます。天望デッキまで来たなら、やはりもう一つ先の天望回廊まで行きたくなりますよね!

天望デッキにある天望回廊チケットカウンター。

こちらは当日券のみの販売です。

料金は大人1,030円、小人510円でした。

天望デッキの観光客。

天望デッキフロアでは、窓ガラスのスクリーンに映像を投影する「スカイツリーラウンドシアター」という演出プログラムが始まっているようです。パフォーマーや音楽隊も登場して、夜のスカイツリーを盛り上げます。

さぁ、いよいよ最上階の天望回廊へ出発です!

エレベーターの中から上を見上げます。期待に胸が膨らみますね。

天望回廊に到着!

さすがに高い! ここに居るだけで空中遊泳が楽しめます。この感覚は何でしょうか?あべのハルカスのおトイレで感じた、あの浮遊感に近いものを感じます(笑)

東京スカイツリーのシルエット。

下界に向かって、くっきりとその影が出ていました。この網は落下防止のために設けられているのでしょう。

風鈴が揺らめきます。

すごい、こんな高所で日本の夏を感じることになるとは思ってもみませんでした。

やはり先ほどの天望デッキよりは高いですね。

さらに対象物が遠退いた感があります。

隅田川の両岸に大小様々な建物が密集しています。

さすがは東京! でも、意外と狭い世界なのですね。

緩やかなスロープを上がって行きます。

もうすぐ最高到達点に辿り着きます。

着きました!

あと3.8mで最高到達点のソラカラポイントです。

ソラカラちゃんの案内付き(笑) いつも「あたらしい視点」から色々な発見を楽しみにしているソラカラちゃんらしく、好奇心に満ちた表情で出迎えてくれました。

ソラカラポイント(451.2m)では記念撮影も済ませ、しばらく余韻に浸りながら絶景を楽しみます。

う~ん、ここは何処だろう?あれはひょっとして・・・と色々な想像を巡らせながら、パノラマビューに身を寄せます。改めてこうやって見ると、水運の発達した都市であることが分かります。

遥か向こうには東京タワーも見えていますね。

東京タワーが出来た頃は、今のスカイツリーのように賑わっていたのではないでしょうか。そのフィーバーぶりは意外とスカイツリーを凌ぐものだったのかもしれません。時代は移ろいますね。

ひゃ~っ、それにしても高いですね。

吸い込まれていきそうです。

東京スカイツリーは日本のシンボルです。

奈良の大仏がその大きさで観光客を魅了するように、東京スカイツリーはその高さで圧倒します。

美しいスカイツリーの景色を楽しむには、JR錦糸町駅から伸びるタワービュー通りがおすすめです。通りの電線が地中化され、遮るものが何も見当たりません。スカイツリーの景色を楽しむには最高のロケーションです。

スカイツリー周辺の東京ソラマチも観光客で賑わっています。

ウエストヤード、タワーヤード、イーストヤードを合わせて300以上の店舗が集まります。ウエストヤードの屋内型水族館『すみだ水族館』も注目の的です。クラゲ万華鏡トンネル、金魚屋台、江戸リウム(金魚展示)等々、すみだ水族館ならではのものが人気を集めます。

東京スカイツリー未体験のあなた、さぁ思い立ったが吉日です!

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