国宝に指定されている東福寺三門。
数ある伽藍の中で、室町時代のトイレ・東司の東側に位置しています。
東福寺三門。
三門建築としては日本最古です。室町時代初期の建造物で、その規模と歴史の深さに魅了されました。
東福寺の由来と月例坐禅会
とにかく広大な寺域を誇ります。
東福寺の山号は慧日山(えにちさん)と言います。ご本尊は釈迦如来で、京都五山第4位の禅寺として栄えました。
臨済宗東福寺派の大本山。
壮麗な伽藍が南北一直線に並び、25の塔頭がその西側に建ち並びます。
東福寺の地図。
JR・京阪東福寺駅から徒歩でアクセスします。左側の緑色エリアが東福寺の寺域ですね。右側の緑は泉涌寺を表しています。
参加無料の月例坐禅会が催されています。
東福寺の名前は、奈良の東大寺と興福寺に由来します。
東大寺の「東」と興福寺の「福」の二文字を採用しています。禅寺でありながら、華厳宗の東大寺と法相宗の興福寺に因んでいるというのも興味深いお話ですが、それだけ当時の東大寺や興福寺は羨望の的だったのかもしれません。
それにしても立派な建物です。
紅葉の名所として知られる東福寺ですが、この三門を見るためだけに訪れても十分に価値がありそうです。拝観料は方丈や通天橋は有料ですが、境内は自由となっています。