5月5日の子供の日、空き時間を利用して大神神社境内へ(2013年)。
午前11時から催される久延彦神社の就学安全祈願祭を見学したかったのですが、その時間には間に合わず、午後2時過ぎから30分間ほどの境内散策となりました。
久延彦神社のお守り授与所で見つけた鯉のぼりのお守り。
児童の学力向上と学校生活の安全を祈願するお祭りが催された久延彦神社。
子供の成長を見守る鯉のぼり!合格祈願で訪れた知恵の神様
毎年GWのこの時期には、久延彦神社の鳥居前でツツジの花が見頃を迎えます。
小さい頃から知恵の神様として崇め、大学受験の際には合格祈願に訪れた神社でもあります。
もうすぐ母の日ということで、巳の神杉前の展示コーナーにはカーネーションの花が見られました。
子供の健やかな成長を願う母の愛。
ヨーロッパではキリストが処刑された時に、聖母マリアの流した涙のあとから生えた花だという言い伝えがあります。伝説に彩られた母性の象徴でもあります。
色鮮やかな百合の花も展示されていました。
大神神社といえば、初夏に開花するささゆりが有名ですが、楚々としたささゆりに比べ、どこか華やかな印象を与える百合の花ですね。
大神神社拝殿にも鯉のぼりのお守りが飾られていました。
ご家庭で鯉のぼりを上げる風習も廃れつつあるのかもしれません。昔から残る庭付きの3世代家族ならいざ知らず、核家族化が進む現代社会においては鯉のぼりも珍しい存在になり変わっていることでしょう。
アンスリウムも展示されていました。
野薔薇の実も、アンスリウムと共にディスプレイされています。
赤いハート形の仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴のアンスリウム。サトイモ科に属するアンスリウムの原産地は熱帯アメリカで、和名を「べにうちわ」と言います。なるほど、団扇を想像させる形をしています。
大神神社に咲く牡丹。
ゴールデンウィークの観光スポットとして人気の長谷寺ほどではないにしても、ささやかな牡丹の花を大神神社境内でも楽しむことができます。
久延彦神社といえば、なぜか山田の案山子を連想してしまいます。居ながらにして天下の事をことごとく知る神様・・・物知りのイメージは、そのまま知恵の神様へと繋がっていきます。
桜井市在住の私の中では、合格祈願の神様といえば、日本三文殊の第一霊場である安倍文殊院と大神神社の摂社である久延彦神社が双璧を成しています。
児童が背負うランドセルを模したランドセル守と共に、鯉のぼりのお守りは子供の成長を見届けてくれることでしょう。