事始めの12月13日。
ジャンボ門松とジャンボ干支絵馬が登場する日ですね。当日時間が空いたので、大神神社の境内を訪れました。令和8年度、来る2026年は丙午に当たるようです。

大神神社の2026午年ジャンボ絵馬。
尾とたてがみを風になびかせ、躍動感があります。馬の目もやや鋭く、前方を捉えます。バームクーヘンの一部を切り取ったような大神神社の大絵馬。毎年その形状は同じですね。

拝殿に彫刻される龍馬!天翔ける霊獣とジャンボ門松
大神神社の拝殿には、霊獣の龍馬(りょうま)が彫られています。
龍馬とは馬の中の王者で、大神神社のお守りにも「龍馬鈴」があります。龍馬(りゅうば)とも読み、かの三蔵法師が乗っていた白馬のことです。2本の角を持ち、現実世界には存在しない霊獣として知られます。


大神神社二の鳥居前のジャンボ門松。
常緑の松を中心に、難を転じる南天、葉牡丹などが飾られます。

たてがみに混じってよく分からないのですが、2本の角は生えているのでしょうか?或いは世間一般的な馬なのか・・・
古来より白馬は晴天を願う象徴です。五穀豊穣の願いは、すべからく晴雨祈願に端を発しています。日照り続きの時は降雨を願うわけですが、その際は黒馬に願いを託しました。白馬に黒馬。奈良県内では、吉野地方の丹生川上神社下社が人気ですね。

元来、絵馬の起源にもなっている馬。
神馬(しんめ)として“生きた馬”を神社に奉納した歴史があります。徐々にその手間を軽減するため、現在の絵馬という形で奉納するようになったと言います。

段差注意の立看板。
バリアフリーの時代とはいえ、この段差だけは解消出来ないようですね。

十二支の中の午年。
子丑寅卯の十二支を揃えれば、巨大なバームクーヘンが完成するのでしょうか(笑)つい余計な想像を膨らませてしまいました。来る2026年度が、皆様にとって良き一年でありますように。

