即位礼正殿の儀が行われた10月22日に、当館大広間で婚礼の会食がありました。2019年度限定の国民の祝日に当り、日本国中がお祝いムードに包まれました。
達磨ウェディングケーキ。
そんな目出度い日に、縁起物のダルマを模ったウェディングケーキが登場!結婚式を前に、新郎新婦様から受注していたダルマ型のケーキです。仕上げの目入れは、チョコレートの絞り袋による演出でした。
新郎新婦様にそっくり!加賀八幡起上り人形
挙式前日に、新郎新婦様が席札や小物をお持ち込みになられました。
その中に目を見張るものが!
金沢市の工芸品「加賀八幡起上り人形」がお二人によく似ています。
素晴らしい出来栄えです。
松竹梅の松を胸に抱き、七転び八起きの象徴である達磨に変身しています。思わず頬が緩む瞬間ですね。
高砂装花にはトルコ桔梗やアストランティアが飾られます。
馬酔木の葉が、光沢のある濃い緑で全体のバランスを調えます。
磯部産の伊勢海老。
婚礼料理の定番食材を仕込みます。生命力が強く、長寿の象徴でもある伊勢海老は結婚式にもうってつけですね。
この日のウェルカムボードは新婦様お手製です。
宮崎アニメのキャラクターたちが描かれていました。
どれも見覚えのある人気キャラクターですね。
それにしても、絵心のある新婦様です。活き活きと描かれた個性あふれる面々が、ご親族の皆様方をお出迎えします。
白いフリンジ咲きの花がトルコキキョウです。
品種改良によって、大輪の花も見られるようになったそうです。白いフリルの八重咲で、「トルコキキョウの女王」と呼ばれるレイナホワイトという花があるようですが、これがそのレイナホワイトではないでしょうか。
金屛風を背に、高砂席を彩る装花。
文字通り、本日の主役に華を添えます。
一番手前の緑色の葉っぱが馬酔木です。
毎年春になると、大神神社の境内でも咲いていますよね。
花屋さんに教えて頂きましたが、開花時期ではなくても、こうやって脇役として活躍しているようです。
星のような形をしているのがアストランティアです。
せり科の植物で、ギリシャ語の星「aster」に由来しています。ドライフラワーとしても人気ですが、この度のアストランティアは生花でした。
本当に見るからに「星」ですね。
色とりどりの花が集います。
もののけ姫にとなりのトトロ、千と千尋の神隠しに紅の豚・・・宮崎駿監督の作品は、すぐに題名を思い浮かべることができます。
食事会場で御披露目した後、下がって来た達磨ケーキと対峙します。
人数分に均等に切り分けるのは至難の業でしたが、なんとかご列席者の胃袋に収めて頂きました。
本日は司会者が付きませんでしたが、その代わりにお人形が司会台で見守ります。
色んなパターンがあっていいですね。
両親贈呈花束も届きました。
会食の締めに、花束贈呈は定番の流れです。
伊勢海老の漁が解禁されている10月は、やはり鮮度がいい!
まるでブライダルシーズンに合わせているかのようです。
パグ犬の席札。
可愛いイラストですが、こちらも新郎新婦様のお手製です。
手作りの温もりが伝わってくる食事会でした。
転んだって起上ればいい。
喜びも悲しみも分かち合って、どうぞ末永くお幸せにお過ごし下さい。
新郎新婦様、並びにご親族の皆様方、この度はご結婚おめでとうございました(^^♪