枕詞の『そらみつ』天理教天御津分教会

奈良の天神社近くに、興味深い名前の天理教天御津分教会があります。

天御津と書いて、「そらみつ」と読みます。

枕詞のそらみつを思い出しますよね。

天理教天御津分教会の道案内

小高い場所にある道しるべ。

天理教天御津分教会の方へ降りて行くと、その先は浮見堂のある鷺池へと続きます。

ちょうどこの辺りには、綺麗に整備されたばかりの瑜伽山園地(ゆうがやまえんち)があります。

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天から選び定めた地!そらみつやまとのくに

鹿で人気の奈良公園は広大な敷地面積を誇ります。

天理教天御津分教会は奈良公園の南の端の方に位置しており、訪れる人もまばらな地域です。

天理教天御津分教会

「そらみつ」は大和に掛かる枕詞として知られます。

日本書紀の神武紀には、「虚空見(そらみつ)日本(やまと)の國(くに)と曰(い)ふ。」とあります。

大空から見て、日本の国を良い国だと選び定めた様子が記されています。

天神社の蟇股

天神社の蛙股。

境内には牛や梅など、天満宮のシンボルがあちこちに見られます。

天御津の「御津(みつ)」は光(みつ)のことを意味しています。

天満宮~天満(あまみつ)~天御津(あまみつ)の連想が浮かんできます。

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天理教天御津分教会の周辺地図

周辺地図。

瑜伽神社から天神社へと坂道を登って行きます。天理教天御津分教会のある辺りは、小高い場所になっていて、まさしく天から下界を眺めるような感じです。

そらみつという枕詞がしっくりきますね。

鷺池の浮見堂

坂道を下って来れば、鷺池に浮かぶ浮見堂が見えます。

そらみつ大和・・・余談ですが、柿本人麻呂は間に「に」を入れて、「そらにみつ」と詠ったそうです。

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