蘇我入鹿を御神体とする入鹿神社を訪れて以降、いつかは参拝してみたいと思っていた宗我坐宗我都比古神社。
長い神社名で読みづらいのですが、宗我坐宗我都比古(そがにます そがつひこ)神社と読みます。奈良県内には難読地名が数多く存在しますが、読み方の分からない神社の一つと言えるのではないでしょうか。
左手に宗我坐宗我都比古神社が見えて参りました。
進行方向には近鉄大阪線の踏切があります。歴史ある神社といえば、鬱蒼とした杜の中に鎮座しているのがお決まりですが、宗我坐宗我都比古神社の鎮座地は近鉄大阪線の真菅駅近くです。遮断機の音を耳にしながら、蘇我馬子創建の宗我坐宗我都比古神社の神域の中へと入って行きます。
Uターンゾーンが設けられた駐車場
街ナカにある神社とあって、駐車場のスペースは限られています。
方向転換のためのUターンゾーンが設けられている参拝者用駐車場に車を停めます。
Uターンゾーンは駐車禁止になっていますので、参拝客の方はくれぐれも駐車しないよう注意が必要です。
このスペースに車体の後部を突っ込んでハンドルを切り返します。そうしないと車を出すことが出来ないのです。
境内の蟇股には、宗我坐宗我都比古神社の御神紋である木瓜の紋が見られます。
神社の歴史を紐解けば、蘇我馬子が蘇我氏の始祖である蘇我石川宿祢夫妻を祀ったことに由来します。御祭神は宗我都比古大神(そがつひこのおおかみ)と宗我都比売大神(そがつひめのおおかみ)とされます。
曽我町と刻まれていますね。
宗我坐宗我都比古神社の住所は橿原市曽我町字鳥居脇1196です。
曽我町の「曽我」と、真菅駅の「真菅」はお互いに関連性があることをここに記しておきます。
万葉集にも「真菅(ますが)よし曽我の河原」と出ており、マスガ が ソガ に掛かる枕詞であることが分かります。菅草(すがくさ)は神聖な植物とみられていたようです。
駅近の神社ではありますが、車でアクセスされる方はこの記事をどうぞご参照下さい。