孝女伊麻旧跡の孝子の碑

近鉄南大阪線磐城駅近くの長尾神社を参拝した後、そのまま南へ歩を進め、松尾芭蕉も感じ入ったと伝えられる孝女伊麻の石碑がある場所を目指します。道中左手に磐城小学校、右手にJAを見ながら歩いて行きます。

孝女伊麻旧跡の孝子の碑

孝女伊麻旧跡の「孝子の碑」。

親孝行の限りを尽くした伊麻のお話は、今もなお今市物語として語り継がれています。

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松尾芭蕉の手紙

かの松尾芭蕉が竹内村を訪れた際、孝女伊麻の家を訪れています。

よろづのたつときも 伊麻を見るまでの事にこそあなれ という手紙を友人に送っています。その意味するところは、「貴重なものを数多く拝観したけれど、つまるところこの竹内訪問は、孝女伊麻の姿を見れば足りる旅であった」というものです。

俳句ではなく手紙で残されているところにも、芭蕉の素直な気持ちが表れているのではないでしょうか。

孝女伊麻旧跡の案内板

孝女伊麻旧跡の案内板。

病弱だった父親を弟と共に看病し続けた伊麻。うなぎの肝が体に良いことを聞きつけ、一生懸命にウナギを探し求めます。なかなか見つからなかった鰻が、ある日突然、水瓶の中で跳ねているのを見つけます。神様からのご褒美だったのか、そのウナギのお蔭で見違えるように元気になった父親・・・今も磐城小学校には、孝女伊麻の像とウナギが入っていた瓶の銅像が建っています。

孝女伊麻

孝女伊麻。

毎年2月27日には法要が営まれ、伊麻の献身的な歩みを偲びます。

孝女伊麻旧跡

生母との別れ、継母とのぎくしゃくした仲、奉公時代の苦労と、様々な困難を乗り越えてさらに、父親への孝養に生涯を尽くした伊麻。時代を超えて多くの人々の共感を呼びます。

孝女伊麻旧跡

親孝行って口では簡単に言いますが、なかなか難しいものです。

近しい間柄であればこそ、なかなか素直になれない。そんなもどかしさを感じている人も多いのではないでしょうか。

本朝二十四孝

孝行の限りを尽くした伊麻の行いは、本朝二十四孝の一つに数えられます。

孝女伊麻旧跡

一昔前までは、毎週土曜日に放映されていたTV番組の「まんが日本昔ばなし」で孝行話によく触れたものです。久しく孝行話を見聞きしていなかったためか、孝女伊麻旧跡の見学が新鮮に映ります。

こういう機会を大人になってからでも、度々持たないといけないなと思った次第です。

孝女伊麻旧跡の住所は奈良県葛城市南今市461で、近鉄南大阪線磐城駅から徒歩12分のアクセスとなっています。見学自由ですので、是非一度訪れてみられることをおすすめ致します。