安倍文殊院のボケの花を見に行ってきました。
ボケ(木瓜)は、低血圧に効果があるとされる「ぼけ酒」で知られる花です。
安倍文殊院のボケ。
安倍文殊院は大和ぼけ封じ霊場としても有名なお寺です。
ボケはバラ科の花で、原産地は中国です。
落葉性の低木で、バラが仲間というだけあって、枝には棘があります。
赤や白、ピンクの5弁花を咲かせます。「木瓜」と書くのは、秋にウリのような実を付けることに由来します。ぼけ酒の材料にもなるんですよね。
安倍文殊院の丑年ジャンボ花絵
今年も安倍文殊院の干支花絵を見て参りました。 これを見ないと一年が終われない。私の中では恒例行事のようになってきました。パンジーや葉牡丹で描かれた巨大絵馬は、年賀状のデザインとしても人気です。 安倍文殊院の丑年ジャンボ花絵。 2021年度は...
ボケの他にも、国宝の文殊菩薩像が見所
安倍文殊院のご本尊であらせられる文殊菩薩像(国宝)。
本堂に貼られていたポスターです。
このご本尊は獅子の上に乗っておられるため、文殊菩薩騎獅像というのが正式名称となっています。
快慶作の国宝です。
文殊菩薩像を拝ませて頂くには、堂内拝観の拝観料700円が必要です。
抹茶・菓子付きになっていますので、お時間に余裕のある方には是非おすすめです。
こちらはピンク色のボケ。
ボケという発音からか、どうしてもお年寄りのぼけを想像してしまいますよね。
合格祈願のお寺としても名高い安倍文殊院。
どうやら頭のぼけ封じにご利益があると信じられているようです。
本堂前に開花するボケ。
1203年(建仁3年)、ご本尊の文殊菩薩像の頭部の中から墨書銘が発見されて、この仏像が快慶の作であることが判明しました。
頭との関連話は続きますね(笑)
さらにこの安倍文殊院は、陰陽師・安倍晴明生誕の地とも伝えられます。
境内の高台には晴明堂もあって、意のままに願いを叶えてくれるという如意宝珠が置かれています。
なんだか頭が良くなりそうなお寺です。