宿泊施設を運営していると、前もって知っておきたい情報がいくつか存在します。
お客様の性別とご到着予定時刻はその最たるものなのかもしれません。
ところが、昨今成長著しい海外の宿泊予約サイトでは、この宿泊者情報が不明のままです。お客様がご到着になられるまで、宿泊者の内訳や到着時間が分からないのです。国内の宿泊予約サイトや自社HPでは、予約成立時点で選択項目の中に含まれている場合がほとんどです。
大正楼の中庭廊下。
事前にポットのお湯を沸かしたり、浴衣のサイズを整えたりと準備が必要です。そんなちょっと困った時に使う英文メールをご紹介致します。
あらかじめを意味する in advance
事前に知っておきたいお客様の情報。
予約の際の必須項目に含まれていないのであれば、こちらから直接お伺いするしかありません。
Please kindly let us know in advance. 事前にご連絡をお願いします。
この文章をこのまま覚えておけば、色々な場面で応用が利きそうです。
大神神社の結婚式で、当館の披露宴会場をご利用頂くこともよくあるのですが、基本的にお支払いは現金です。当日の現金決済に不安を抱かれるお客様には、幾らかの前払いにも対応致します。前金・内金でお支払い頂くわけですが、そんな時にも in advance は使われます。
明日香村埋蔵文化財展示室。
” 前金で30万円支払いました ” を英語で表現すると、I paid to him 300 thousand yen in advance. となります。
「前払い」は advance payment で、前もって支払う際に使われます。
アメリカなどでは、講演会の下交渉をする人のことを advance agent と言ったりもします。
見知らぬ土地へ出向くのが旅行です。不案内な場所故、到着予定時刻が分からないのはまだ分かります。でも、性別を知らせる必要が無いという西洋の慣習が今一つ理解できないのです。浴衣のサイズもそうですが、男性か女性かによって諸々のサービス内容も変わってくるような気がするのですが・・・断っておきますが、これは差別ではなく区別です。
Please kindly let us know in advance.
これからも頻繁に使っていくことになるであろうフレーズです(^.^)