伏見稲荷大社におもかる石という試し石があると聞いてやって来ました。
重くて軽い石・・・何だか意味深な石ですよね。
伏見稲荷大社のおもかる石。
伏見稲荷大社本殿の東方~千本鳥居を抜けたところ通称“命婦谷”があります。
軽いか重いか!石燈籠の空輪を持ち上げる
命婦谷はいわゆる奥の院で、奥社奉拝所と呼ばれています。
その奥社奉拝所の右奥に、一対の石灯篭がありました。
伏見稲荷大社のおもかる石です。
大阪の住吉大社にもおもかる石はありますが、伏見さんのおもかる石に出会うのは今回が初めてです。
奥社奉拝所はお山を遥拝する所です。
稲荷山三ケ峰はちょうどこの社殿の背後に位置しています。稲荷山登拝に際し、時間の余裕が無い時は、ここから手を合わせることになります。一ノ峰の末広大神、二ノ峰の青木大神など、稲荷山の中でも聖域とされる場所に向かって遥拝します。
おもかる石の英語ガイド。
なるほど、実際に持ち上げてみて軽いと感じれば願い事が叶うんですね。伏見稲荷大社は外国人観光客に人気ですが、この英語案内が役立っていることでしょう。皆でワイワイ言いながら、おもかる石にチャレンジしている姿が思い浮かびます。
奥社奉拝所へ抜ける千本鳥居。
2つのルートがあって、私は右側のルートから抜け出して来ました。
この辺りはまだまだ山深い伏見稲荷の小手始めに過ぎません。軽く体がほぐれて、丁度良い準備運動が終わったような段階ではないでしょうか。
おもかる石もきっと軽く感じられることでしょう(笑)
灯籠の前で願い事を祈念し、石灯籠の空輪(頭)を持ち上げます。
持ち上げた時の感覚で、自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い、重ければ叶わないと云われています。
”石を動かす”といえば、清水寺の門前にある首振り地蔵を思い出しますよね。
体験型参拝とでも申しましょうか、興味を持たれた方は是非一度おもかる石にトライしてみましょう!