標高233mの稲荷山。
神奈備として名高い稲荷山に登って来ました。山全体が神様で、稲荷山七神蹟をはじめ数多くの神々を祀ります。当館の勝手口には、青木大神(あおきのおおかみ)様がいらっしゃいます。そのご縁もあり、毎年お正月にはお参りする習わしです。
伏見稲荷大社。
JR稲荷駅を降り立つと、すぐ目の前に大きな鳥居が見えてきました。
中社神蹟に鎮まる佐田彦大神
稲荷山の山中に祀られる神々。
現在は多くの社殿が山麓に建っていますが、かつては山中に社殿があったようです。その中でも四ツ辻より上手に祀られる神々を稲荷山七神蹟と言います。山頂の一ノ峰には、商売繁盛を祈願する末広大神を奉ります。
青木大神(あおきのおおかみ)。
山頂から5分程下った所に青木大神が祀られていました。二ノ峰に位置し、中社神蹟(なかのやしろしんせき)とも呼ばれています。御祭神を佐田彦大神(さたひこのおおかみ)と言い、猿田彦大神に通じます。サルタヒコと言えば、道先案内の神様ですね。
神前の休憩所でお供えと蠟燭2本を購入し、手を合わせて来ました。
稲荷山案内図。
展望の開けた四ツ辻から右手に取って登ります。三ノ峰、間ノ峰(あいのみね)を経て二ノ峰に至ります。今回は帰り道も同じルートを辿りましたが、一ノ峰から御劔社、薬力社、御膳谷奉拝所と下ってもいいですね。
京都の市街地を望みます。
稲荷山の標高は233mですから、同じく神奈備の三輪山と比べるとほぼ半分の高さです。
途中の休憩所。
稲荷山山中には多くの休憩所があり、三輪山とは雰囲気が全く異なります。
インスタ映えする千本鳥居も人気です。
2023年の正月は、外国人観光客の姿も多く見られました。コロナ禍から少しずつ日常を取り戻しつつあるようです。青木大神の先導で、道が開けていくことを願うばかりですね!