三嶋神社の鰻信仰!安産や子授けのご利益

京都には鰻(うなぎ)の神様を祀る神社があります。

JR東福寺駅を下車して徒歩3分ぐらいの場所に鎮まる瀧尾神社というお社・・・その境内にうなぎの神様を祀る三嶋神社がありました。

三嶋神社

三嶋神社の祈願所。

三嶋神社には祈願所の他にも、東大路通東入上馬町に本宮が鎮座していました。

スポンサーリンク

三嶋神社の御神紋!隅切三文字

子宝祈願に訪れる人が多い三嶋神社。

境内に置かれていた陰陽石も意味深です。

三嶋神社の絵馬

三嶋神社の絵馬にも、神の使いである鰻が描かれています。

絵馬の右上には、「隅切三文字」の神紋が見えますね。

神の使者は巳蛇(みづち)です。即ち水蛇である「牟奈岐(棟木の如く、丸く長い故を以て発生せる鰻の最初の名なり)」が使者として尊崇されていたと伝わります。

子授けの神様・安産の守護神・三嶋神社

三嶋神社は子授けの神様として知られます。

女性の安産や夫婦和合を守護し、子供のいない人には子宝を授け、避妊を願う人にはその願いをかなえ、果ては水子の慰霊に至るまでお導き頂ける神様とされます。

陰陽の石・三嶋神社

「陰陽の石」と書かれていますね。

夫婦和合の神様によく見られる陰陽石でしょうか。

陰陽の石・三嶋神社

これは、まさしく陰陽石ですね。

安産の神様ということで女性は勿論、鰻をはじめあらゆる生類を以て生業を立てる業者にとっても、とても有難い神様なのです。

三嶋神社は民間信仰の安産四十一社の一つに数えられます。また、うなぎ信仰に基づき、全国のうなぎ業者からも篤い信頼を集めています。毎年10月26日には、三嶋神社祈願所に於いて鰻祭(鰻放生大祭)が催されます。

三嶋神社の神紋・隅切三文字に由来する三匹の鰻が境内の神池に放生されます。

神紋の隅切三文字は、波打った三本線でデザインされています。真っ直ぐの三本線でないのは、水信仰の神社に特有の紋様なんだそうです。

タイトルとURLをコピーしました