京都水族館のマツカサウオ

その見た目から来館者の目を釘付けにするマツカサウオ

まるで松の実のような、大きくて固い鱗が特徴の魚です。鎧をまとったような硬い体から、英語ではKnight Fish、Armor Fishと呼ばれます。また、パイナップルにも似た外観からか、Pineapple Fishという呼称もあります。

京都水族館のマツカサウオ

京都水族館の水槽で泳ぐマツカサウオ

マツカサウオは、漢字では「松笠魚」と書くようです。

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発光するマツカサウオの習性

珍しい種類の魚を観察していると面白いものです。

実はこのマツカサウオ、発光することでも知られます。

京都水族館のマツカサウオ・松笠魚

マツカサウオはフグのように鰭だけで泳ぎ、体をくねらせて泳ぐ事は出来ません。

「パタパタウオ」という呼び名があるのも頷けますね(笑)

マツカサウオの下顎に注目です。その上縁側面には一対の発光体があります。この発光は、発光バクテリアとの共生によるものだと言われています。マツカサウオは、下顎の空間に発光バクテリアを飼っているのです。

マツカサウオは水深15メートルほどの岩穴に生息しています。日本の伊豆海洋公園や伊豆大島では普通に見られる魚で、大きなウミトサカの中に居ることもあります。

ゴマフアザラシ・チューブ状水槽

チューブ型水槽で泳ぎ回るゴマフアザラシを見物する入館客。

愛嬌たっぷりのゴマフアザラシは、京都水族館においても人気者です。

京都水族館のマツカサウオ

マツカサウオが発光するという事実は、当初は知られていませんでした。

マツカサウオの発光が確認されたのは、1914年に富山県魚津市の水族館で停電が起きた時でした。真っ暗な水族館の水槽で発光しているのが発見され、注目されるようになったという歴史があります。

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