6月18日午前7時58分に発生した大阪北部地震。
お客様をちょうどお見送りするタイミングで、かなりの揺れを感じました。
発生直後は大した被害も無いと思われたのですが、ボイラーが作動しなくなりました。さっそくノーリツの担当者に電話してお越し頂くことになりました。
ボイラーの感震器。
透明なケースの中にボール状のものが見えますが、このボールが落下していました。
写真の状態は正常時に戻した時のものです。下に黒いレバーが付いていて、引き上げることによって元の位置に戻すことができました。無事に復旧作業完了です。
ノーリツの奈良営業所から出張修理
担当の方にお伺いすると、奈良の西大寺からお越し頂いたようです。
菅原町に営業所があるようで、盆梅展で知られる菅原天満宮からも程近い場所ですね。
当館使用のボイラー。
ノーリツの業務用ボイラーです。
横揺れには比較的強いようなのですが、縦揺れには弱いとのことです。縦に揺れると、いとも簡単に感震器のボールが下に落ちてしまうようです。でも、落ちることによって安全が確保されているわけです。対震自動消火装置のような役割があります。
向かって左側面にあるこの部分。
上下をねじで留めた長方形の蓋が付いています。この蓋を開けます。
中にあった感震器。
ボールが白い皿状のものに乗っています。これが正解の状態です。蓋を開けた時は、このボールが下に落ちてしまっていました。
この黒いレバーを下から上へ引き上げればOKです。
皿の上に乗ったことを確認して、修理作業の終了です。
もうこの型も古くなっているんでしょうね。
今回の地震は有馬高槻断層帯で引き起こされたようですが、奈良県桜井市の近くにも活断層が通っています。地震への備えは様々な局面で必要になってきます。このボイラーとの付き合いもしばらくは続くでしょう。今回は新たなことを学ばせて頂きました。