香味野菜に果物を加えたラヴィゴットソース。
ヨーロッパ圏ではおなじみのソースですが、奈良県産の柿でアレンジしてみました。ラヴィゴットソース作りに欠かせない玉葱やセロリ。今回はセロリが手元に無かったので、柿を主材料に玉葱、柚子皮、ブロッコリー、大和当帰塩、エキストラバージンオリーブオイルを合わせてみました。
ハマチのたたきラヴィゴットソース添え。
ラヴィゴットソースには青背の魚がよく合います。玉葱を生で食べるとやはり元気が出ますね!柿の甘味と相まってとても美味しいソースに仕上がりました。
ラヴィゴットソースの名前の由来
ラヴィゴットソースとは、フランス語の ravigoter(他動詞;元気を取り戻させる)に端を発しています。
フランス語には「大喜びの、とても嬉しい」を表す ravi(ラヴィ)という形容詞があります。”オードブル皿” のことをravier と表現することからも、その言葉の流れが推測されます。
ボールの中で乳化させたラヴィゴットソース。
セロリのような香りを放つ「大和当帰塩」がうまくハマりました。ラヴィゴットソースには漬物もよく合うようなので、次回は奈良漬で試してみようかなと思います。
本場では、さらに香草の微塵切りがここに加わるでしょう。
魚料理との相性を考えれば、ディル辺りが適当なのかもしれませんね。
Ⅰl est ravi de votre cadeau. 彼はあなたのプレゼントに大喜びです。
ラヴィゴットソースの元の意味である ravi を使った例文です。
赤カブと大和芋を使った鯖寿司。
日本食ブームで、すっかり世界の味になった感のあるお寿司。旨味を凝縮したサバ寿司は、外国人観光客の間でも人気です。
魚のムニエルの上に掛けても美味しいでしょうね。
夏になれば、トマトや胡瓜といった夏野菜もおすすめです。柑橘系のラヴィゴットソースもいいでしょう。バリエーション豊富に楽しめそうなソースですね。
在庫食材やその時の気分で思い思いに楽しんでみましょう。彩りも美しく、食卓に華を添えることでしょう。